KINTOが運転者の体調と事故リスクの関係を調査する実証実験を開始
トヨタ自動車のサブスクリプション(定額利用)サービスを展開するKINTO(キント)は、トヨタ自動車および東京海上日動火災保険などと共同で、ドライバーの体調と交通事故のリスクを検証する実証実験を本格的に始めました。この取り組みは、健康データを積極的に活用することで、事故の未然防止につなげることを大きな目的としています。
スマホアプリで顔写真から体調を可視化
具体的な手法として、生体情報取得技術に強みを持つセンシング(東京)の専門的な知見を活用します。KINTOの利用者は、スマートフォンのアプリで顔写真を撮影するだけで、顔色や脈波などのデータから「活力度」や「自律神経バランス」といった当日の体調状態を可視化できる新機能が追加されます。この機能により、運転前の体調を簡単に把握できるようになります。
体調と運転行動のデータを連携して分析
計画では、2026年夏頃から、車両に搭載されたセンサーが検知する急ブレーキや急ハンドルなどの運転行動と、アプリで記録されたその日の体調データを結びつけて、詳細な分析を行う予定です。これにより、体調の変化がどのように運転の安全性に影響を与えるのか、具体的な関係性を明らかにすることを目指しています。
将来的な事故防止機能の開発を視野に
KINTOは、将来的な展望として、運転中の体調変化をリアルタイムで検知し、車両から適切なタイミングで警告を発したり、休憩を促したりする事故を未然に防ぐ機能の開発を目標としています。これにより、より安全な運転環境の実現が期待されます。
KINTOの担当者はこの実証実験について、「サブスクリプションサービスを通じて利用者と継続的につながっている利点を生かせる、非常に有意義な実証だ」とコメントしています。この取り組みは、自動車業界におけるデジタルヘルスと安全技術の融合として、注目を集めています。



