米軍横田基地に空軍の無人偵察機グローバルホークの運用部隊が移転する計画をめぐり、基地周辺の5市1町で構成する連絡協議会は1日、安全対策の徹底や迅速な情報提供などを在日米軍や防衛省、外務省に求める要請書を提出した。連絡協議会の幹事を務める東京都立川市の酒井大史市長が防衛省を訪れ、直接要請書を手渡した。
突然の計画発表に地元は「受け入れがたい」
要請書では、これまでも運用に関する正確で迅速な情報提供を繰り返し求めてきたにもかかわらず、突然の計画発表と部隊移転は地元自治体として受け入れがたいと批判。さらに、周辺住民の負担が増すことに対して誠に遺憾であるとの強い不満を示した。その一方で、国の安全保障の重要性については十分に認識していると述べている。
要請内容の詳細
具体的な要請内容としては、安全対策の徹底的な実施、運用に関する迅速かつ正確な情報提供、そして騒音など周辺住民の生活環境への影響を最小限に抑えることの3点が挙げられている。地元自治体は、住民の安全と生活の質を守るために、これらの措置が確実に実行されるよう強く求めている。
グローバルホーク部隊の移転計画
今回移転する部隊は、現在グアムのアンダーセン空軍基地に配備されている。2014年以降、横田基地や青森県の三沢基地に「一時展開」として継続的に飛来しており、地元ではその存在が既に認識されていた。今回の移転では3機のグローバルホークが配備される予定で、一時展開時には約100人だった要員が、恒常的な運用に伴い約150人規模に増加する見込みである。移転は今年の夏から順次行われるとされている。
グローバルホークの概要
防衛省の資料によると、グローバルホークは全長約15メートル、翼幅約40メートルの大型無人偵察機で、高高度から長時間の偵察任務が可能である。航空自衛隊も同型機を3機保有しており、三沢基地を拠点に運用している。今回の米軍部隊の移転により、横田基地が無人偵察機運用の重要な拠点となることが予想される。
(宮本隆康)



