群馬銀行と第四北越FGが経営統合 新たな地銀グループ「群馬新潟FG」が来年4月に発足
新潟県を地盤とする第四北越フィナンシャルグループ(FG)と群馬銀行は3月26日、2027年4月を目途に経営統合を実施し、新たな持ち株会社「群馬新潟フィナンシャルグループ」を設立すると正式に発表しました。本店は東京・丸の内に設置される予定です。
連結総資産21兆円超の巨大地銀グループが誕生
両社の連結総資産を単純合算すると21兆円を超える規模となり、国内でも有数の大型地銀グループが誕生することになります。この統合により、地域金融機関としての競争力を大幅に強化することが期待されています。
同日午後、東京都港区で行われた記者会見では、群馬銀行の深井彰彦頭取と第四北越FGの殖栗道郎社長が並んでポーズを取り、新たな連携への意気込みを示しました。
新体制のトップ人事が明らかに
新設される群馬新潟FGの社長には、群馬銀行の深井彰彦頭取が就任する予定です。一方、会長には第四北越FGの殖栗道郎社長が就任する見通しとなっています。この人事配置は、両社が対等な立場で統合を進める姿勢を明確に示しています。
金利上昇時代に対応した経営戦略
日本銀行の利上げ政策により、金融環境が「金利のある世界」へと転換しつつある中、預金獲得競争や貸し出し競争が激化しています。両社はこの新体制のもとで業務効率を高め、収益拡大を積極的に図っていく方針です。
2026年3月期の両社合算による純利益見通しは910億円に達すると見込まれています。この数字は、統合による相乗効果が発揮されれば、さらに上振れする可能性も秘めています。
地域金融の新たなモデルケースとして
この経営統合は、地方銀行が規模の経済を追求しながら、地域密着型の金融サービスを維持・発展させるための新たなモデルケースとして注目を集めています。東京・丸の内に本店を置くことで、国際的な金融市場との連携も強化される見込みです。
金融業界では、人口減少やデジタル化の進展に伴い、地方銀行の再編が加速しています。群馬新潟FGの誕生は、こうした潮流の中でも特に大規模な事例として、今後の地銀再編に大きな影響を与えることが予想されます。



