関西電力の森望社長(63歳)は5月31日までのインタビューで、全国規模での電源開発を推進する方針を明らかにした。生成人工知能(AI)の普及やデータセンターの拡大に伴う電力需要の増加に対応することを目的としている。森社長は、液化天然ガス(LNG)火力発電や再生可能エネルギーを中心に、「関西エリアを越えて適地を探し、発電所を建設したい」と述べた。
経営計画で発電容量30%増を目標
関西電力は4月に公表した経営計画で、2040年までに発電設備容量を30%増やす目標を掲げている。森社長は、中長期的に電力需要の増加が見込まれる中で、「供給力を用意していくのは責務だ」と説明した。
需要増加の背景
生成AIの急速な普及やデータセンターの拡大は、電力消費の大幅な増加をもたらすと予想されている。関西電力は、こうした需要の高まりに対応するため、既存の関西エリアにとどまらない発電所建設を検討している。
森社長はインタビューで、具体的な地域や発電所の規模については言及を避けたものの、再生可能エネルギーとLNG火力を軸にしたバランスの取れた電源構成を目指す考えを示した。
今後の展望
関西電力は、安定した電力供給を確保するため、今後も全国での電源開発を積極的に進める方針だ。電力需要の増加が続く中、同社の取り組みがエネルギー業界に与える影響が注目される。



