テレビ朝日は28日、タレントのあのさんが出演するバラエティー番組「あのちゃんねる」を、6月15日の放送をもって終了すると正式に発表した。同番組では、あのさんに「嫌いな芸能人」を実名で挙げさせる不適切な演出が問題視されていた。テレビ朝日は「今回の事案を受け、関係者の方々と協議した結果」と説明している。
不適切演出の経緯
問題の場面は5月18日に放送された。テレビ朝日は23日、番組公式サイトで「不適切な質問および企画上の意図的な演出」があったとして謝罪した。一方、あのさんは自身のX(旧ツイッター)で降板する意思を表明。番組側には以前から「この表現は嫌です」などと意見を伝えてきたが「改善されず、自分にとっても不本意な状況が続いた」とし、今回の収録時に相手の名前を伏せるよう求めたにもかかわらず、放送で使われなかったことを明かした。
その後、26日にはテレビ朝日の西新社長が定例会見で「番組制作サイドの配慮が足りなかった」と謝罪。名前が放送された芸能人の所属事務所は同日、公式サイトで「本人が不在のまま話題として扱われる演出や、その内容がそのまま放送されることに対する率直な思い」があったとしつつ、テレビ朝日から丁寧な説明を受けたと報告した。
所属事務所のコメント
あのさんの所属事務所は「一連の事態によりお騒がせし、その結果としてお名前の挙がっているタレント様、およびその関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを、所属事務所として心よりお詫び申し上げます」とするコメントを発表した。
今後の対応
テレビ朝日は取材に対し、「今回の件を重く受け止め、改めて制作過程や現場運営などについて見直しを進めております。企画内容や演出、編集に対するチェック体制を強化するとともに、出演者や関係者への配慮が十分になされているかをこれまで以上に丁寧に確認してまいります」とコメントしている。



