プロ野球巨人の阿部慎之助監督(47)が、長女への暴行容疑で25日に逮捕された。現役時代は捕手として守備の負担が大きい中、打撃でも通算2132安打を放ち、スター選手として一時代を築いた。長く主将を務め、2019年の引退後は指導者として伝統球団の中で王道を歩んできた。一方で“昭和”の気質を持ち、現代の風潮と異なる面が少なくなかった。
猛練習で築いた活躍の土台
自身は猛練習で活躍の土台を築いただけに、選手には「とにかく(練習の)量だ。迷ったら、やれ」と語ったこともある。科学的な根拠に基づいて練習量を管理したり、各自の自主性に任せたりする指導者が増える中で、阿部監督の厳しさは際立っていた。現役時代にサインミスをした投手の頭をはたいた場面は有名で、周囲の目を気にせず信念を貫く一面があった。
勝利への強い思い
しかし、常に勝利を求められる球団で、チームを強くしたいとの思いは確かだった。「勝って喜んでいただくのが最大のファンサービス。勝ちたい」と臨んだ今シーズン。大事な戦いに水を差す不祥事となり、球団は26日から橋上コーチが監督代行を務め、進退を含めた処分を検討している。



