松竹は1日、歌舞伎俳優で人間国宝の七代目尾上菊五郎さん(83)が、出演予定だった歌舞伎座「六月大歌舞伎」(3~25日)の全公演を、体調不良で休演すると発表した。同日夜の部「華舞於河賑(はながまうおがわのにぎわい)」で鳶頭(とびがしら)役を演じる予定だったが、代役は立てないという。関係者によると、菊五郎さんは体調回復に専念する方針で、今後の出演については改めて発表される見通し。
七代目尾上菊五郎さんは、1942年生まれの83歳。1950年に初舞台を踏み、以来70年以上にわたり歌舞伎界を牽引してきた。2003年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、2015年には文化功労者に選ばれた。また、2017年には長男の尾上菊之助さんが八代目菊五郎を襲名し、親子での活躍が注目された。今回の休演で、六月大歌舞伎の夜の部は一部変更となる可能性がある。
歌舞伎座によると、菊五郎さんの復帰時期は未定だが、ファンからは早期の回復を願う声が寄せられている。松竹は「一日も早い回復を心よりお祈り申し上げます」とコメントしている。



