伊藤穣一学長、エプスタイン氏との関係で声明「恐ろしい行為目撃せず」
伊藤穣一学長、エプスタイン氏との関係で声明

伊藤穣一学長がエプスタイン氏との関係について公式声明を発表

千葉工業大学長を務める伊藤穣一氏(59)が3日、米実業家ジェフリー・エプスタイン氏との関係について公式声明を発表しました。エプスタイン氏は少女らの人身取引罪などで起訴され、勾留中に死亡した人物です。

「恐ろしい行為を目撃したことは一度もない」と明確否定

伊藤氏は声明の中で、「明らかになっているような恐ろしい行為を目撃したり、その証拠を認識したりしたことは一度もない」と強く否定しました。この発言は、エプスタイン氏の犯罪行為についての直接的な関与を明確に否定するものです。

エプスタイン氏を巡っては、米司法省が昨年12月から捜査資料「エプスタイン文書」を開示しており、交流のあった著名人の名前が記載されています。この文書には伊藤氏とみられる人物も含まれていることが確認されています。

MITメディアラボ所長時代の資金提供関係を説明

伊藤氏は2011年から2019年までマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの所長を務めており、その期間中にエプスタイン氏から資金提供を受けていました。声明ではこの点について、「所長として主要な職務の一つが資金調達だった」と説明しています。

さらに、MIT側の調査によって「(自身が)いかなる法律や規則にも違反していないことが確認された」と述べ、適法性を強調しました。この調査結果は、伊藤氏の立場を補強する重要な要素となっています。

有識者会議役職は退任、学長職は継続

一方で、伊藤氏は内閣府やデジタル庁の有識者会議における役職については、今月末で退任する考えを示しました。この決定は、現在の状況を考慮しての判断とみられます。

しかし、千葉工業大学の学長職については継続する意向を明らかにしています。声明では「今後は学長職に専念する」と述べ、教育者としての責務に集中する姿勢を示しました。

この問題は、国際的なスキャンダルに巻き込まれた日本の著名知識人の対応として注目を集めており、今後の動向が注目されます。伊藤氏の声明は、自身の立場を明確にするとともに、社会的な責任についても一定の姿勢を示したものと評価できます。