小学館、漫画「常人仮面」の配信を中止…罰金刑を受けた原作者の別名義起用を謝罪
小学館の漫画アプリ「マンガワン」編集部は、2026年2月27日、連載漫画「常人仮面」の配信を中止し、単行本の出荷を停止したと発表しました。この決定は、同作の原作者が過去に刑事事件で罰金刑を受けた人物であり、その別名義での起用が適切でなかったと判断されたことに基づいています。
原作者の経歴と過去の作品中止
「常人仮面」の原作者は、2020年に逮捕され、略式起訴を経て罰金刑に処せられた人物です。当時、この人物は別名義で連載していた漫画「堕天作戦」を担当していましたが、事件を受けて同作は中止されました。しかし、2022年には新たに原作者として「常人仮面」が連載開始となり、今回の配信中止に至りました。
編集部の公式コメントと謝罪
小学館の「マンガワン」編集部は、公式声明で「本来であれば原作者として起用すべきではありませんでした」と述べ、過去の判断を反省しています。さらに、「被害に遭われた方に対し、心よりおわび申し上げます。編集部として責任を重く受け止めております」と謝罪し、社会的な影響を考慮した対応を示しました。
社会的反響と今後の対応
この発表は、出版業界における倫理的な問題を浮き彫りにし、読者や関係者から注目を集めています。小学館は、東京都千代田区の本社ビルを拠点としており、今回の事態を受けて、原作者の選定プロセスや内部管理体制の見直しを進める可能性が示唆されています。編集部は、今後の連載や作品発表において、より厳格な審査を実施する方針を明らかにするかもしれません。
この事件は、漫画産業における創作者の経歴と作品の社会的責任について、改めて議論を呼び起こすきっかけとなりそうです。小学館は、透明性のある対応を通じて、信頼回復に努めると見られています。



