作家・五木寛之さんが中咽頭がんを公表 治療は「仕事優先」で執筆活動を継続
作家の五木寛之さん(93)が「中咽頭がんステージ2 転移の疑い1か所」の診断を受け、2024年秋頃から放射線治療などを受けていたことが明らかになりました。この事実は、12日発売(一部地域を除く)の自身のエッセー集「大河の一滴 最終章」(幻冬舎)で公表される予定です。
「治療をするにしても、仕事優先で受けたい」と医師に意向伝達
同著によると、五木さんは医師に対して明確な意向を示しました。「治療をするにしても、仕事優先で受けたい」という強い意志を伝えたのです。現在は治療を終え、経過観察のために定期的な通院を続けながら、連載などの執筆活動を継続しています。
病気と向き合いながら執筆を続ける心境
五木さんは、治療を受けながらも創作活動を続ける心境について、エッセー集の中で次のように記しています。
「『何かのために』生きるのではない。『だれかのために』生きるのだ、という目標こそが、本当の生きる力になるのではないかと思う」
この言葉は、93歳という高齢でありながら、病気と真摯に向き合い、読者のために作品を生み出し続けるという作家としての使命感を強く感じさせます。
中咽頭がんとは
中咽頭がんは、口腔と喉頭の間に位置する中咽頭に発生する悪性腫瘍です。早期発見が重要とされるがんであり、五木さんの場合はステージ2と診断されています。転移の疑いが1か所あるものの、適切な治療が行われている状況です。
治療の経過と現在の状況
五木さんは2024年秋頃から放射線治療を開始し、現在はその治療を終えて経過観察の段階に入っています。定期的な通院を続けながら、体調と向き合い、執筆活動を維持している様子が伝えられています。
93歳という年齢を考慮すると、治療と仕事の両立は容易なことではありませんが、五木さんは「仕事優先」という姿勢を貫き、読者への責任を果たそうとしています。
今後の活動への影響
現時点では、五木さんの執筆活動に大きな変更はなく、連載などは通常通り継続される見込みです。ただし、体調管理を最優先にしながら、必要に応じてペースを調整する可能性もあります。
ファンや関係者からは、五木さんの健康を祈る声とともに、これからも作品を届けてほしいという期待の声が寄せられています。