寛一郎、河瀬直美監督作品で「デビュー1年目の感覚」を体験 映画「たしかにあった幻」に出演
寛一郎、河瀬組で「デビュー1年目の感覚」 新作映画に出演

寛一郎、河瀬直美監督の新作で「初心に返れた」と語る

河瀬直美監督の最新作「たしかにあった幻」が現在公開中だ。この作品に出演した俳優の寛一郎は、初めて参加した河瀬組の撮影現場について、「久々に初心に返れた」と振り返っている。主演は「ファントム・スレッド」などで知られる女優ヴィッキー・クリープスが務め、寛一郎はその相手役として重要な役割を果たした。

共演者ヴィッキー・クリープスへの称賛

寛一郎は共演したクリープスについて、「ナチュラルで心地いいリズムが流れている人。すごく教養もあってかっこよくて、ほれました」と語り、彼女の演技力と人柄に深い敬意を示した。この発言は、国際的な女優との共演が、彼の演技に新たな刺激をもたらしたことを示唆している。

作品のテーマと役柄への理解

映画「たしかにあった幻」は、フランスから来日し、神戸市の臓器移植医療センターに勤めるコリー(クリープス)と、旅先で出会った恋人・迅(寛一郎)の物語を軸に展開する。コリーは日本の臓器移植の現状に葛藤を抱えながら、突然姿を消す迅との関係性を通じて、命のはかなさや時間の尊さを描き出す。

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寛一郎は脚本を読んだ際、「河瀬さんは諸行無常を描きたいのかな」と感じたという。彼は役柄について、「迅という役は、変化のために必要な役割だったと思います」と説明し、作品の核心的なテーマに触れた。さらに、「全部ではないけれど、迅は僕なんです」と語り、役作りにおいて自身の投影を重視する姿勢を明かした。

河瀬組での新鮮な体験

河瀬直美監督は、俳優たちが役そのものになりきるような演出で知られる。寛一郎は初参加の河瀬組について、「セオリーと違う新鮮なことだらけ」と述べ、独特な撮影手法に驚きを隠さない。特に、いつからカメラが回っているか知らされない環境は、彼に「デビュー1年目のような感覚」をもたらしたという。

彼はこう語る:「色々な現場で仕事をさせてもらうと、知り合いも増えて、無意識に現場を“ホーム”にしたくなってしまう。でも、河瀬組ではデビュー1年目のような感覚でやらせてもらいました」。この言葉は、経験豊富な俳優であっても、新たな挑戦によって初心を思い出せることを示している。

役作りのための屋久島生活

河瀬監督の“役積み”と呼ばれる手法に従い、寛一郎は撮影開始前に約2週間、役と同じ環境で屋久島で生活した。この経験について、「時間の流れが違うし、人とも一切会わなくて、解放される感じ」と振り返る。夜の森を散歩する際には、「ここから落ちたら、誰にも見つけられずに死んでいくんだろうな」と思うものの、不思議と恐怖を感じなかったという。

この屋久島での生活は、迅としてのたたずまいに説得力をもたらしたと寛一郎は強調する。自然と溶け合う感覚が、役作りの基盤となったのだ。

作品への思いと観客へのメッセージ

寛一郎は作品について、「正解はなくても、誰もが一度は考えたことがあるようなテーマや思いが映像として生々しく映っている」と語り、普遍的な人間の感情が描かれている点を評価した。最後に、「皆さんがどう感じるのか知りたいです」と述べ、観客の反響に期待を寄せている。

この映画は、臓器移植という重いテーマを扱いながらも、人間関係の繊細な描写を通じて、観る者に深い感動を与える作品として注目を集めている。寛一郎の演技と河瀬監督の演出が融合し、新たな映画体験を提供することだろう。

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