神奈川県横浜市青葉区のアートフォーラムあざみ野で、2026年6月6日と7日の2日間、手話やろう文化を身近に感じながら買い物や体験ができるイベント「手話だらけの日-暮らしをひらくマルシェ-」が開催されます。このイベントは、横浜市民ギャラリーあざみ野との共催で、同区の菓子店「めめ菓子工房」の店主でろう者の伊藤ホサナさん(36)が企画しました。
手話を特別なものにしない
伊藤さんは「手話を特別なものではなく、普段の暮らしの延長として感じてほしい」と願い、手話に触れたことがない人でも楽しめるように工夫を凝らしています。マルシェは、大人から子どもまで、ろう者や難聴者、聴者が自然に混ざり合う場を作ることを目的に初めて開催されます。
多彩な出店と体験プログラム
ろう者や難聴者を中心に、全国から21団体が出店予定で、雑貨や食事、おやつなどのブースが並びます。また、手話やろう文化の基礎を学べるクイズラリーや、読み手の表情や手の動き、体の動きから物語を想像する「絵本手話語り」、自分の名前を手話で表す動きを模様にしてTシャツを絞り染めするワークショップなど、さまざまな体験プログラムが用意されています。
コミュニケーションの工夫
来場者と出店者とのやりとりでは、来場者自身が工夫してコミュニケーションを取ることを想定しています。イベントの公式ホームページでは、伊藤さんがマルシェ当日に使える「ありがとう!」「おいしい」などの簡単な手話を解説する動画を掲載しています。
同ギャラリーの担当者は「目の前のおいしいものを食べたいと思うと、普段使う言語が違っても、何とか思いを伝えようとして相手と通じ合える。新鮮な体験ができると思う」と期待を寄せています。
多様なコミュニケーション方法
伊藤さんは普段、菓子工房を訪れる聴者の客とは、筆談や指さしで会話することが多いといい、「身ぶり手ぶりや、スマートフォンに文字を打って相手に見せるなど、いろいろなコミュニケーション方法があると知ってほしい」と話します。「当日は、言語の違いを含めて空間ごと楽しんでもらえれば」と望んでいます。
開催概要
マルシェは両日とも午前10時半から午後4時まで(一部の体験プログラムは午前10時開始)。一部予約制や有料のプログラムもあります。詳細はイベント公式ホームページを参照してください。



