片桐仁、保護犬「ちゃこ」にメロメロ シェルターから迎えた元野犬との奮闘記
片桐仁、保護犬「ちゃこ」にメロメロ 元野犬との日々

片桐仁、保護犬「ちゃこ」にメロメロ シェルターから迎えた元野犬との奮闘記

俳優の片桐仁さんが、自身の愛犬「ちゃこ」との出会いから現在に至るまでのエピソードを、ペットらいふの連載で綴っています。2018年、先住犬のももちゃんを亡くし、「ノーワンコノーライフ」状態だった片桐家が、保護犬シェルターで出会ったのが、元野犬のちゃこ(当時推定1歳)でした。耳がキツネのように大きく、少し離れたつぶらな瞳、ほんのり胴長短足な姿に「君に決めた!」と即決した片桐さんですが、ちゃこは人間を怖がる様子。隣に座るとため息をつかれ、ストレス性のあくびを連発。家族と目も合わせず、ひたすら「この時間よ、早く過ぎて!」と祈るようにスタッフを見つめるちゃこに、片桐さんは「そんなにイヤ!?」と衝撃を受けました。

野犬の群れで育ったちゃこにとって、人間に飼われることはハードルが高かったようです。施設の他の犬と一緒に散歩に出ても、ちゃこは低い体勢で逃げるように小走りする「野犬走り」状態。人気ゲーム「モンスターハンター」に登場するティガレックスの突進に似ていると片桐さんは表現します。体重17キロのちゃこに、70キロの自分の体が持っていかれるほどの脚力に驚きながら、真冬に汗だくで散歩。リードを引っ張るというより、ひたすら逃げられ続けた初日でした。

それから毎週施設に通うこと3か月。徐々にちゃこに覚えてもらい、散歩にも慣れたところで正式にお迎えを申請。すると、施設の人が自宅を訪問する「お宅チェック」が行われました。片桐さんは「玄関の門の下の隙間から逃げないようにネットを張る」「リビングにケージを置く」「台所に入らないように柵を設置する」などのアドバイスを受け、元野犬の保護犬の場合、脱走からの交通事故などが心配だと知り、「飼い主資格オーディションみたいな気持ちだった」と振り返ります。

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準備を終えて迎えられたちゃこは、散歩中もすれ違う全犬に反応し、全飼い主におびえ、車通りでティガレックス状態。コンビニの前では激走し、作業服姿の人を見ると逃走。後に聞いた話では、野犬の頃にコンビニの前で捕獲され、作業服のおじさんに保健所に連れて行かれたトラウマがあったのかもしれません。餌も、施設での集団生活で「取られまい」とほぼかまずに一気飲みし、そのまま吐いてはまた一気食い。先住犬との違いに驚くばかりでした。

しかし、犬は順応する生き物。2週間もすれば、ちゃこは甘えん坊の愛犬に変わりました。様々な癖も個性としてかわいく見えると片桐さんは語ります。現在は、もう一匹の愛犬「はな」とともに、ダブルリードで散歩を楽しむ日々。片桐さんのちゃこへの愛情がたっぷり詰まったエピソードです。

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