国立病院機構近畿グループは5月29日付で、奈良県大和郡山市にある「やまと精神医療センター」に勤務する男性看護師2人を停職の懲戒処分にしたと発表しました。重度の障害がある入院患者に対する虐待行為が発覚したためです。
処分内容と虐待の詳細
発表によると、40歳代の男性看護師は、男性患者を引きずって部屋に戻したり、失禁した男性患者の服で床を拭いたりしたとして、停職2か月半の処分を受けました。また、50歳代の男性看護師は、食事の介助で男性患者の口いっぱいに食べ物を入れたり、男性患者の服の上から尻を触ったりしたとして、停職5日とされました。
発覚の経緯と対応
これらの行為は、職員からの指摘を受けて昨年4月に同センターから大和郡山市などに通報され、調査が行われました。同センターは「深くおわび申し上げる。虐待防止に真摯に取り組み、信頼回復に全力で努める」とコメントしています。
再発防止への課題
精神医療の現場では、患者との適切な距離感やケアの質が問われる中、今回の事件は医療従事者の倫理観と管理体制の脆弱さを浮き彫りにしました。同センターには、再発防止策の徹底と職員教育の強化が求められます。



