香川県産木材の魅力を発信した「かがわの森」が17年の歴史に幕
高松シンボルタワー(高松市サンポート)3階の県施設「かがわプラザ」内に設置されていた常設の県産木材PRブース「かがわの森アンテナショップ」が、プラザの閉館に伴い、3月22日をもって閉鎖されることが決定した。この施設は2009年4月にオープンして以来、17年間にわたり香川県産木材の魅力を多くの来場者に伝えてきた。閉鎖を前に、3月20日には感謝を込めた「さよならイベント」が開催される予定だ。
県産材の良さを広くアピールしてきた施設
「かがわの森アンテナショップ」は、約560平方メートルのかがわプラザ内に約120平方メートルのブースとして設けられ、香川県と県林業普及協会(高松市)が共同で運営してきた。施設内には県産ヒノキを使用した滑り台やベンチ、テーブルなどの遊具・家具が展示され、ミニカーやペン立て、鍋敷きなどの木工小物も販売されてきた。
特筆すべきは、県産材の特徴を紹介するコーナーで、実際の柱材(全長3メートル)を展示し、「雨が少ない環境で時間をかけて育つことで年輪が均等となり、ゆがみが少なく加工しやすい」という香川県産木材の優れた特性をPRしてきた点だ。週末には展示品の販売や、親子連れを対象としたクリスマス飾り作りなどの木工教室も開催され、子どもから大人まで幅広い層が県産材に親しめる空間として親しまれてきた。
閉鎖の背景と今後の展望
閉鎖の直接的な理由は、香川県が2026年度にかがわプラザの区画に情報通信関連事業者向けの貸しオフィスを整備するため、5月にプラザ全体の閉館を予定していることによる。これに伴い、アンテナショップも今月でその役割を終えることになった。
県森林・林業政策課の担当者は、「アンテナショップを通じて多くの人に県産材の良さを知ってもらうことができた。常設の県産木材PR施設はなくなるが、これからも様々な方法や場所でその魅力を伝えていきたい」と語り、閉鎖後も県産木材のPR活動を継続していく意向を示している。
感謝を込めた「さよならイベント」の詳細
3月20日に開催される「さよならイベント」では、午前10時半から午後4時まで、以下のようなプログラムが実施される予定だ:
- 県産ヒノキを使用したこいのぼりや本立てを作る工作体験
- 木製おもちゃや文具などの販売
- 県産材の特徴を紹介する展示コーナー
このイベントは、17年間の活動に感謝を伝えるとともに、最後に多くの来場者に県産木材の魅力を直接感じてもらう機会となる。
アンテナショップの公開時間は毎日午前9時から午後6時までとなっており、問い合わせは県森林・林業政策課(087-832-3464)または県林業普及協会(090-7626-1788)まで受け付けている。17年間にわたり香川県の林業と木材の魅力を発信し続けた「かがわの森」の歴史に、いよいよ幕が下りる。



