船橋の若手農家5人が市長に完熟イチゴをPR 加工品にも意欲
千葉県船橋市内で生産されるイチゴが旬を迎え、若手生産農家5人が19日、松戸徹市長をハウスに招き、自慢の味や出来栄えをアピールしました。都市農業が盛んな同市では、直売所での販売とイチゴ狩りが主体となっており、5人は「消費者の身近で生産しているだけに、完熟を楽しめます」と売り込んでいました。
猛暑と曇天で生育遅れるも、丁寧な管理で高品質を維持
同市印内で「田中農園」を営む田中秀和さん(35)のハウスに集まったのは、「まるすず園」の鈴木孝雄さん(40)、「アンデルセンいちご農園」の伊豆丸智也さん(39)、「三須トマト農園」の三須一生さん(48)、「ななちゃんのいちご畑」の斉藤啓行さん(41)です。
田中さんらによると、昨年夏の猛暑に続き11月には曇天が多かったため、成育や収穫は例年より1~2週間遅れました。5人はイチゴ生産の状況などを松戸市長に説明するとともに、余分な葉を取り除く「葉かき」作業も体験してもらいました。
試食会で味わいの違いを実感 市長も研究の成果を称賛
また、それぞれが1品ずつ持ち寄ったイチゴの試食会も開かれました。松戸市長は甘さや酸味、濃厚さといった違いを挙げながら、「良いイチゴを育てるため、研究を重ねる皆さんの作り方の違いも味わい深い」と話していました。
5人は「生産だけでなく、新しい展開を」と、それぞれイチゴを原材料にしたジャムのほか、酢やグミといった加工品作りにも取り組んでいることも紹介しました。各農家が生産するグミやジャム、酢など、多様な加工品が並び、地元産品の付加価値向上への意欲が感じられます。
船橋市では、都市部にありながら農業が活発で、新鮮な農産物を消費者に直接届ける取り組みが進んでいます。今回のイベントは、若手農家の熱意と地域農業の魅力を市長に直接伝える貴重な機会となりました。今後も、完熟イチゴを中心とした地元産品のPR活動が期待されます。



