コメ業者間取引価格、3カ月連続下落も前年比37%高水準で推移
コメ取引価格3カ月連続下落、前年比は37%高

コメ業者間取引価格が3カ月連続で下落 前年比は依然37%高水準

農林水産省が17日に発表した2025年産コメの業者間取引価格によると、今年1月の玄米60キロあたりの平均価格は税込み3万5465円となった。これは前月と比較して610円(2%)安く、昨年10月のピークである3万7058円から3カ月連続の値下がりを記録している。

しかし、1年前の昨年1月と比べると9538円(37%)高い水準を維持しており、依然として高値基調が続いている状況だ。この価格は粒が比較的整っている「1等米」を対象としており、農協(JA)などの集荷業者と卸売業者との契約価格の平均値を算出したものだ。

在庫過剰と契約数量の減少が価格下落の背景に

昨年産の主食用米は収穫量が多く、在庫が過剰気味になったことが値下がりを促進した可能性がある。今年1月の契約数量は12万9千トンで、1月としては比較可能な2006年産以降で3番目に少ない水準となった。

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昨年産は例年を上回るペースで契約が進んでいたが、今年に入って急減速した形だ。業界関係者の間では、在庫のだぶつきや高値による売れゆきの鈍化について懸念が広がりつつある。

需給バランスの不安定さが市場に影

新潟市の農産物直売所「キラキラマーケット」では、2025年産の銘柄米が値下げされるなど、米どころでも値下げの動きが始まっている。これは全国的な傾向を反映したものと言える。

業者間では、今後の価格動向について慎重な見方が強まっており、在庫調整と需要のバランスが今後の相場を左右する重要な要素となるとみられている。高値が続く中での在庫増加は、市場に不安定な要素をもたらしている。

農林水産省の定期的な価格発表は、米業界の関係者だけでなく、消費者にとっても重要な指標となっており、今後の動向が注目される。

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