福島県の2024年度の農業生産額が、過去最高となる約1,200億円に達する見通しであることが、県の発表で明らかになりました。これは、東日本大震災と原発事故からの復興が進み、新しい農業技術の導入や販路拡大が功を奏した結果です。
復興とイノベーションがけん引
県農業振興課によると、2024年度の生産額は前年度比で約5%増加し、過去最高を更新する見込みです。特に、果物や野菜の生産が好調で、ももやりんごの輸出が拡大したほか、施設園芸での高収益作物の栽培が増えています。
品目別の状況
- 果物: ももやりんごの輸出が好調で、生産額は前年比10%増。
- 野菜: トマトやキュウリの施設栽培が拡大し、生産額は8%増。
- 米: ブランド米の需要が堅調で、生産額は横ばい。
新技術の導入と販路拡大
県は、スマート農業技術の導入を促進し、生産性向上を図ってきました。また、首都圏や海外への販路拡大にも力を入れ、ももやりんごの輸出は東南アジアを中心に伸びています。
今後の課題
一方で、農業従事者の高齢化や後継者不足が課題となっています。県は、若手農業者の育成や新規就農支援を強化し、持続可能な農業の実現を目指しています。
県の担当者は「復興の成果が数字に表れている。今後も技術革新と販路拡大を進め、農業を地域の基幹産業として発展させたい」と話しています。



