福井・金崎宮の「恋の宮」PR漫画公開 市民有志が「花換婚」題材に恋物語描く
福井・金崎宮PR漫画公開 市民有志が「花換婚」題材に (17.04.2026)

福井・敦賀の「恋の宮」を漫画でPR 市民有志が「花換婚」題材に恋物語制作

福井県敦賀市の「金崎宮」は、「恋の宮」として知られるパワースポットです。この金崎宮を広くPRする漫画が、30代から70代までの市民有志4人によって制作され、4月16日までにインスタグラムで公開されました。漫画は、金崎宮が昨年開始した結婚式「花換(はなかえ)婚」を題材に、市内の観光地でデートを重ねる男女の恋愛模様を描いています。

「花換婚 恋桜びより」で描かれる敦賀の魅力

漫画のタイトルは「花換婚 恋桜(こはる)びより」です。主人公の恋桜が、友人に誘われて参加した金崎宮の春恒例イベント「花換まつり」で出会った男性と、3年間の交際を経て花換婚を挙げるまでの物語が展開されます。デートシーンには、気比の松原海水浴場や敦賀港の冬のイルミネーション「ミライエ」など、地元の観光名所が登場し、敦賀市の魅力を存分に伝えています。

企画を主導した波多野勝美さん(72)は、「恋愛成就の聖地として、観光客だけでなく、地元の若者たちにもっと賑わってほしい」と期待を寄せています。波多野さんは、北陸新幹線敦賀開業後のまちづくりを市民と考える市の施策「敦賀をひろげるプロジェクト(つるひろ)」の2期生であり、金崎宮の魅力を発信するチーム「敦賀Re探Q(とんがりたんきゅう)」の一員でもあります。

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市民協働で実現した漫画制作プロジェクト

漫画制作は、敦賀Re探Qが掲げた活動目標の一つで、元市職員の右馬潤也さんが発案しました。当初は描き手が見つからず実現が難航していましたが、昨年10月、つるひろ4期生のチーム「敦賀まち記者部」としても活動する波多野さんが、同じ4期生で市内のイラストレーター一瀬美佳さんと出会い、協力を依頼しました。物語の構成やセリフは、敦賀Re探Qの市職員浅井映里奈さん(31)が担当し、市民協働のプロジェクトとして結実しました。

花換婚は、少子化や新型コロナウイルスの影響で結婚式場の閉鎖が全国で相次ぐ中、若者の挙式の場を残そうと始まりました。明治時代に男女が桜の小枝を交換して思いを伝え合ったという逸話に基づく「花換の儀」で愛を誓う式で、今年も4月5日に一組が挙式しています。

歴史と文化を次世代へつなぐ取り組み

金崎宮の田村典男宮司(72)は、「歴史や文化は誰かが後世につなげなければなりません。金崎宮を好きな市民がいることはありがたく、この漫画をきっかけに、その輪がさらに広がることを願っています」とコメントしました。漫画は、4月15日に敦賀Re探Qのインスタグラムアカウント(@tongaritankyu)で、16日には敦賀まち記者部のアカウント(@tsurugamachi)で公開され、地元の活性化と観光促進に貢献することが期待されています。

この取り組みは、地域の伝統と現代のニーズを結びつけ、市民の創意工夫で観光資源を発信する好事例として注目されています。敦賀市では、北陸新幹線の開業を控え、こうした市民主導のプロジェクトがまちづくりの一翼を担っています。

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