千代田区が秋葉原に「スマートごみ箱」導入へ 観光客増加でポイ捨て対策強化
千代田区は、観光客の増加に伴い深刻化している秋葉原のごみポイ捨て問題に対応するため、情報通信技術(ICT)を活用した「スマートごみ箱」の設置を計画している。2026年2月に10カ所への導入を目指し、約7400万円の予算を計上した。
ICTでごみ管理を効率化
スマートごみ箱は、遠隔でごみの量を把握できるセンサーを搭載し、自動でごみを圧縮する機能を備える。これにより、収集頻度の最適化や作業効率の向上が期待される。樋口高顕区長は「従来の行政清掃活動や地域ボランティアの対応には限界があり、新たな対策が必要」と説明した。
過去最大規模の一般会計予算
千代田区の2026年度予算案では、一般会計総額が前年度比21.6%増の約916億1千万円となり、過去最大規模を記録した。大型公共施設の建設などが主な要因だ。
四番町に複合公共施設を新設
ハード面の整備として、四番町に図書館、集会室、児童館、職員住宅、区営住宅、防災備蓄倉庫を備えた複合公共施設の建設を計画。2027年2月の完成を目指し、約67億8千万円を計上した。
介護事業者の人手不足解消を支援
福祉面では、区内の介護事業者の人手不足解消を目的に、求人媒体やインターネット求人、就職フェア出展などの採用活動経費、人材紹介サービスの利用料を補助する事業を実施。約1億1300万円の予算を盛り込んだ。
千代田区は、スマートごみ箱の導入を通じて、秋葉原の環境美化と観光地としての魅力向上を両立させる方針だ。今後の詳細な設置計画や運用方法については、地域住民や事業者との協議を進めるとしている。