木のぬくもりを守り継ぐ 草加市「ふれあい橋」が大規模補修を終え28日に開通式
草加市「ふれあい橋」が補修完了 28日に開通式 (17.03.2026)

木のぬくもりを守り継ぐ 草加市「ふれあい橋」が大規模補修を終え28日に開通式

埼玉県草加市青柳2丁目に位置する木製の「ふれあい橋」が、大規模な補修工事を完了し、3月28日に開通式が行われる。この橋は、地域住民に長年親しまれてきたが、風雨による経年劣化が進んでいたため、市とものつくり大学(行田市)が連携して再生プロジェクトを実施した。

まるごと運搬・解体で木材のぬくもりを継承

補修作業では、橋をまるごとつり上げて大学まで運搬し、建設学科の教授や学生らが解体を実施。元の橋の木材を可能な限り再利用しながら、強度を保つために内部の空洞を樹脂で埋めたり、新しい木材に取り換えたりするなど、木のぬくもりを守り継ぐ手法が採用された。

ふれあい橋は、長さ約14.8メートルで、市東部を流れる葛西用水に架かる橋として2000年に設置。手すりや橋桁が木材で造られているため、長年の風雨で傷みが生じ、一部が腐食する状態となっていた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

大学との連携で技術と教育を融合

昨年6月から始まった補修プロジェクトは、市の事業費約2900万円を投じて進められた。ものつくり大学の教授や学生が実践的な技術を学びながら、地域のインフラ再生に貢献する貴重な機会となった。

新たに再生された橋はすでに現地に戻され、取り付けの最終作業を経て、まもなく全工程が終了する予定だ。

市内の木橋再生プロジェクトが進行中

草加市は、ものつくり大学と共同で、市内に存在する4つの木橋を修繕するプロジェクトを推進している。今回のふれあい橋の補修はその2例目にあたり、今後、残る二つの木橋についても順次補修作業が進められる見込み。

この取り組みは、地域の歴史的資産を保全しながら、持続可能なまちづくりを目指す草加市の姿勢を反映している。住民にとって馴染み深い木橋が、技術と教育の力でよみがえり、新たな命を吹き込まれることとなった。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ