春の干潮に現れる祈りの道、手を取り合い弘法大師像を清める愛知・南知多町
春の干潮に現れる祈りの道、手を取り合い弘法大師像を清める

春の大潮の干潮時、海の中に一本の道が現れる。愛知県南知多町の聖崎公園沖に立つ「弘法大師上陸像」へと続く、まさに祈りの道だ。

海を渡る清めの儀式

弘法大師が知多に上陸したという伝説が残るこの地。沖合約100メートルの岩礁の上に、高さ約4メートルの大師像が立っている。海鳥のふんなどで汚れやすいことから、年に一度、地元住民や信徒らが干潮を見計らって海を渡り、像を洗い清める「お身ぬぐい」が行われる。

2026年4月18日、参加者たちは海藻で滑りやすくなった岩場に気を配りながら、互いに手を取り合って慎重に進んだ。像にたどり着くと、ブラシや布で一年分の汚れを丁寧に落としていった。

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春の陽光に輝く大師像

作業を終えた像は、背後に広がる青い海を受け、春の陽光に照らされて白さを取り戻した。知多四国霊場会会長で岩屋寺住職の後藤泰真さんは、「皆さんがお身ぬぐいをしてくださったことで、お参りに来られる方を気持ちよくお迎えすることができます」と話し、協力した人たちをねぎらった。

この伝統は地域に根付き、参加者たちの信仰と絆を深める大切な行事として受け継がれている。

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