台東区・元三島神社で81年ぶりに新調みこしお披露目 戦禍で焼失から復活
台東区・元三島神社で81年ぶり新調みこしお披露目

台東区・元三島神社で81年ぶりに新調みこしお披露目

戦禍で焼失したみこしが、81年ぶりによみがえる――。東京都台東区根岸1の元三島神社で9、10日に開かれる例大祭で、新しいみこしがお披露目される。大規模なみこしの新調は都内でも珍しく、氏子や地域住民は胸を高鳴らせている。

戦争で失われたみこし

JR鶯谷駅前にある元三島神社は、1281年創建。1945年の東京大空襲で、社殿とともにみこしも焼失した。ご神体は地中に埋めて難を逃れたという。社殿は戦後に再建されたが、みこし新調の計画は何度も持ち上がっては消え、例大祭では各町会のみこしだけが町を回った。

新型コロナ禍が転機に

転機となったのは新型コロナ禍。多くの神社と同様、例大祭も縮小を余儀なくされ、祭りのさみしさが際立った。その光景に2023年、神社関係者や地域住民が「みこしを新調し、地域を盛り上げたい」という思いで一致した。住民らから寄付が集まり、昨年2月にみこし制作の老舗「南部屋五郎右衛門」(同区)に依頼。今月6日、待望のみこしがついに届いた。

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新調みこしの特徴

みこしは高さ2.8メートル、重さ1.5トン。上部には金の鳳凰が据えられ、神社の象徴であるシラサギの木彫りも施された。河野通具宮司(59)は「これまではみこしがなくても『区内一番の祭りにしよう』と意気込んできた。氏子や地域の皆さんに、誇りに思ってもらえるようなみこしになった」と目を細める。

例大祭の日程

みこしがお目見えするのは10日。午前8時半すぎに神社を出発して町内を巡り、午後6時過ぎに宮入りする。午後0時45分からの1時間は、「東日暮里1・2丁目町会事務所」前でみこしと記念撮影ができる。

関係者の声

責任総代の石井政夫さん(83)は「感動した。大きくて驚いた。どんな祭りになるか楽しみです」と笑顔を見せる。氏子青年部連絡会の持丸勝さん(56)は「新品のみこしを見られる機会は、一生に一度あるかどうか。わくわくしている」と意気込んだ。

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