豚肉の街・前橋で生まれた絶品「tontonナポリタン」
群馬県前橋市は、豚肉の産出額が全国でトップクラスを誇り、自らを「TONTONのまち」とPRしている。この地でかつて開催された豚肉料理ナンバーワンを決める大会で、見事グランプリに輝いたのが「tontonナポリタン」だ。価格は1100円で、前橋市千代田町にある「パーラーレストラン モモヤ」で味わうことができる。
上州麦豚の豊かな味わいが特徴
「tontonナポリタン」は、パスタの上にポークソテーをのせ、牛すじや野菜をじっくり煮込んだ自慢のデミグラスソースをかけた一品。焼き上げる直前に肉にのせたチェダーチーズが少し溶け、香ばしい肉の風味をまろやかに包み込んでいる。使用されているのは、きめ細かく軟らかい上州麦豚の肩ロースで、地元産の良質な豚肉の旨みが存分に活かされている。
麺はボリュームたっぷりで、サラダとスープがセットで付いてくる。店を仕切る日詰有実さん(52)は「地元産の料理でお客さんを喜ばせたい」と語り、地域への愛着を感じさせる。
創業70年の老舗のこだわり
「パーラーレストラン モモヤ」は今年で創業70年を迎える。東京・赤坂の洋食店で腕を磨いた日詰さんの父、森田武徳さん(80)が先代の店で妻の和子さん(79)とともに働き始め、本格的でメニュー豊富な店を目指してから55年が経過した。長野・軽井沢のホテルでパティシエをしていた日詰さんの夫、定文さん(62)も加わり、現在は4人で手作りにこだわった料理のレシピを研究している。
店内のいすの一部をソファにしているのは、子育て中の親たちが乳幼児を寝かせながら食事を楽しめるようにするためだ。地元の人々が長年通い続ける店には、家族を大切にする温かな配慮が溢れている。
地元食材をふんだんに使ったデザートも
デザートとしてオススメなのが「プリン・アラモード」(680円)だ。市内の勢多農林高校から購入する卵と地元産牛乳を使用したプリンは、濃厚でなめらかな口当たりが特徴。皿を彩るフルーツには、群馬県産のイチゴ「やよいひめ」を用いることもある。日詰さんは「昭和を思い出すでしょ」とほほ笑みながら、懐かしい味わいを提供している。
営業時間は午前10時から午後7時まで(ラストオーダーは午後6時半)。定休日は水曜日と第3木曜日。すべての価格は税込みで、記事中の値段は紙面掲載時のものとなる。



