福島県内の観光客数が2023年度に過去最高を更新したことが、県のまとめで明らかになった。東日本大震災からの復興が着実に進み、国内外から多くの観光客が訪れている。
観光客数の推移
県観光課によると、2023年度の観光客数は約5,200万人で、前年度比8.3%増となり、過去最高を記録した。特に、震災前の水準を上回る地域も出てきている。
人気の観光スポット
人気の観光スポットとしては、会津若松市の鶴ヶ城や猪苗代湖などの自然景観が挙げられる。また、復興の象徴として浪江町の道の駅「なみえ」や双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館も多くの訪問者を集めている。
外国人観光客の増加
外国人観光客数も増加しており、2023年度は約30万人が訪れた。これは、円安やビザ緩和の影響に加え、福島県の復興状況が海外メディアで取り上げられたことが要因とみられる。
復興の効果
県観光課の担当者は「震災から12年が経過し、復興が進んでいることを実感できる。今後も観光客の受け入れ態勢を整え、地域活性化につなげたい」と話している。
また、観光客の増加に伴い、宿泊施設や飲食店の売上も向上しており、地域経済への波及効果が期待されている。
今後の課題
一方で、観光客の集中によるオーバーツーリズムや、交通渋滞などの課題も浮上している。県は、観光客の分散化や公共交通機関の利用促進など、持続可能な観光を目指した施策を検討している。



