2025年訪日クルーズ客176万人、政府目標250万人に届かず 回復途上も寄港回数は過去最多
2025年訪日クルーズ客176万人、目標250万人に届かず

2025年訪日クルーズ客176万人、政府目標に届かず 回復は途上段階

国土交通省が2026年2月20日に発表した速報値によると、2025年にクルーズ船で日本を訪れた外国人客は176万7千人であった。この数字は前年2024年と比較して1.2倍に増加したものの、政府が掲げていた「2025年に250万人」という目標には届かなかったことが明らかとなった。

アジア諸国の回復が遅れ、目標達成に影響

同省の分析では、中国をはじめとするアジア諸国からの客足が、新型コロナウイルス禍からの回復途上にあることが、目標未達の一因とされている。世界的な観光需要の回復が進む中でも、地域によって回復スピードに差が生じている状況が浮き彫りとなった。

寄港回数は過去最多を記録、長崎が最多寄港地に

一方で、日本への寄港回数は前年比1.3倍の3117回となり、過去最多を更新した。このうち外国船会社が運航するクルーズ船は2352回を占め、寄港先としては長崎が194回で最も多かった。寄港先の港数は93港で、前年の97港から微減している。

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小型船による地方寄港が増加、地域経済に貢献

近年の傾向として、高価格帯の小型船による地方への寄港が増えており、これが地域経済の活性化に貢献していると指摘されている。観光客の分散化が進み、地方都市への経済効果が期待される動きとなっている。

「日本発」クルーズ客がコロナ前の2倍に増加

176万7千人の訪日クルーズ客のうち、空路で日本に到着後、クルーズ船で各地を巡る「日本発」の客は18万1千人を記録した。この数値はコロナ前のピーク水準の2倍に達しており、国内でのクルーズ需要の高まりを示している。

政府の観光立国計画と今後の課題

政府は2023年に改定した「観光立国推進基本計画」において、2025年までに訪日クルーズ客を250万人、外国クルーズ船の寄港回数を2000回、寄港先を100港とする目標を掲げていた。今回の結果を受け、目標達成に向けたさらなる施策の必要性が浮上している。

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  • 訪日クルーズ客:176万7千人(前年比1.2倍増)
  • 政府目標:250万人(未達成)
  • 寄港回数:3117回(過去最多、前年比1.3倍増)
  • 最多寄港地:長崎(194回)
  • 寄港先港数:93港(前年比微減)
  • 「日本発」客:18万1千人(コロナ前ピークの2倍)