ねんりんピック岐阜2025、経済効果156億円超え 県外選手の97%が「また来たい」と回答
ねんりんピック岐阜2025 経済効果156億円 県外選手97%が再来訪希望

ねんりんピック岐阜2025が156億円の経済効果を生み出す

昨年10月に岐阜県内各地で開催された「第37回全国健康福祉祭ぎふ大会(ねんりんピック岐阜2025)」の経済波及効果が約156億1800万円に達したことが、県がまとめた大会報告書で明らかになりました。この大会は60歳以上を中心としたスポーツと文化の総合的な祭典として、全国から多くの参加者を集め、地域経済に大きな影響を与えました。

大会運営の効率化と参加者の消費活動

県と市町村を合わせた大会事業費は計約19億8900万円(決算見込額)でしたが、経費節減の結果、2025年度当初見込みより約5億円を削減することに成功しています。大会は「清流に 輝け ひろがれ 長寿の輪」をテーマに、昨年10月18日から21日にかけて県内各地で開催され、計55種目(交流大会31種目・ふれあいレク大会24種目)が実施されました。

経済波及効果の分析は、大会事業費と大会参加者らの消費支出額(大会アンケート集計結果より算出)をもとに行われました。大会アンケートは大会参加者946人(県内122人、県外824人)と一般来場者559人に対して実施され、詳細なデータが収集されました。

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参加者の滞在日数と消費額の詳細

大会参加者の県内への滞在日数については、「4泊5日」が31.6%で最も多く、「2泊以上」の滞在が86.5%を占めました。これは大会が複数日にわたって開催されたことや、参加者が観光を兼ねて長く滞在したことを示しています。

消費金額に関しては、回答者1人あたりで県内参加者が1万3983円、県外参加者が10万1157円となりました。一般来場者の消費支出額は1人あたり1万1531円でした。県外参加者の消費額が特に高いことから、大会が県外からの訪問者を呼び込み、地域経済に貢献したことが分かります。

宿泊・弁当の手配とボランティアの活躍

宿泊・弁当については、「ねんりんピック岐阜2025東武トップツアーズ・名鉄観光サービス共同企業体」が設置した「ねんりんピック岐阜2025宿泊・輸送センター」が担当し、宿泊施設138か所を準備しました。延べ2万940人が宿泊し、円滑な大会運営が実現されました。

また、大会の運営には延べ255人のボランティアが参加し、選手や来場者の誘導や対応に尽力しました。彼らの献身的な活動が、大会の成功に大きく寄与しました。

ぎふモーニングプロジェクトの大成功

大会機運の醸成と参加者の体験向上を目的として、岐阜県が誇る喫茶店のモーニング文化を全国に発信する「ぎふモーニングプロジェクト」も実施されました。県内の喫茶店を巡り、二つ以上のスタンプを集めて応募する「ぎふモーニングスタンプラリー」(昨年7月1日~12月19日)には、400を超える店舗が参加し、計2万8685件の応募があり、大変な好評を博しました。

参加者の満足度と再来訪意向

アンケートによると、大会に参加した理由は、「全国の参加者との交流」が67.6%と最も多く、「岐阜県での観光」61.3%、「充実感や生きがいを味わう」43.5%と続きました。特に注目すべきは、岐阜県外の選手団を対象にした「岐阜県にまた来たいか」という問いに対して、「はい」が97.6%を占めたことです。この高い数字は、大会が参加者に深い印象と満足を与えたことを示しています。

大会報告書の公開と環境配慮

「ねんりんピック岐阜2025 大会報告書」では、大会の概要や成績、準備・運営の記録がまとめられており、撮影した写真もふんだんに取り入れられています。参加者の生き生きとした表情や、楽しそうにプレーする姿が収められ、大会の熱気が伝わってきます。

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紙使用量削減のため、冊子製作は行わず、データのみを岐阜県公式ホームページで公開しています。これは環境に配慮した取り組みとして評価できます。

今回の大会は、経済効果だけでなく、参加者の満足度や地域文化の発信においても大きな成果を上げました。岐阜県の魅力を全国に広め、地域活性化に貢献したと言えるでしょう。