大沢元埼玉県知事の生家跡が公園に 吉川市で「みわのえこどもの杜」20日から利用開始
大沢元知事の生家跡が公園に 吉川市で20日から利用開始 (19.03.2026)

戦後復興に尽力した元知事の生家跡が公園に

戦後まもなく埼玉県知事を7年にわたって務めた大沢雄一氏(1902~84年)の生家跡が、吉川市三輪野江で公園として新たに生まれ変わりました。屋敷林を生かした自然と触れ合える設計の公園は、「みわのえこどもの杜」と命名され、3月20日から一般利用が開始されます。

約3900平方メートルの広大な自然公園

この生家は約25年前から空き家となっていましたが、吉川市が土地を借り受け、約5年前から本格的な公園整備を進めてきました。総面積は約3900平方メートルに及び、モミジやクロマツ、クヌギなどの樹木が茂る屋敷林の中に、ブランコや滑り台などの遊具が設置されています。

園内の随所には説明板が設置されており、大沢元知事の足跡や業績、屋敷林の植生、飛来する野鳥の種類などについて詳しく解説されています。これにより、訪れる人々が自然と触れ合いながら、地域の歴史についても学べる仕組みとなっています。

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歴史的建造物の保存と活用

公園内には、かつての生家の蔵と祠が現存しています。これらの歴史的建造物は、大沢氏の親族の意向により立ち入り禁止区域として保存されていますが、公園の景観の一部として活用されています。屋敷林を生かした公園設計は、地域の自然環境を保全しながら、新たな公共空間を創出する試みとして注目されています。

戦後埼玉の復興に貢献した大沢雄一氏

市の関係者によると、大沢雄一氏は戦後、埼玉県教育部長などを経て、1949年に公選2代目の知事に選出されました。在任中は、戦災で焼失した県庁舎の再建など、戦後復興の重要な課題に取り組み、県政の発展に大きく貢献した人物として知られています。

吉川市では、この公園整備を通じて、地域の歴史的資産を保存しつつ、市民が憩える新たな緑地空間を提供することを目指しています。「みわのえこどもの杜」は、自然豊かな環境の中で、子どもたちが遊び、地域の歴史を学べる貴重な施設として、多くの市民に親しまれることが期待されています。

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