津軽演歌の腕前を競う「世界選手権」、青森で開催中
青森県中泊町にある津軽鉄道の津軽中里駅では、現在、津軽地域をテーマにした演歌の歌唱力を競う「津軽演歌世界選手権」が初めて開催されています。このイベントは昨年12月12日にスタートし、今月13日まで続けられますが、開始から2か月が経過した2月23日時点での参加者は延べ51人にとどまっています。主催する津軽鉄道は、のど自慢の方々のさらなる参戦を強く呼びかけています。
冬の観光活性化を目指した県の提案がきっかけ
この選手権は、青森県が冬の観光を盛り上げるために津軽鉄道などに提案したことがきっかけで実現しました。津軽地方の自然や風景は、故郷や旅情を歌う演歌のモチーフとして頻繁に取り上げられることから、地域の魅力を発信する場として企画されました。参加者は同駅に設置された特設ステージで、「津軽海峡・冬景色」をはじめとする約40曲の「津軽演歌」の中から1曲を選択し、カラオケの得点を競います。
津軽鉄道の担当者は、「会場に来てもステージが目立って恥ずかしいからか、実際に歌わない人が多い」と述べ、現状に物足りなさを感じています。また、同駅の名物であるストーブ列車が運休していることも影響し、駅の利用者数は例年よりも少なくなっている状況です。
地元参加者がライバル出現を待ち望む
今月2日には、午後3時までに参加者が1人しかいない日もありました。地元の加藤則子さん(72歳)は「恋の津軽十三湖」を熱唱し、95点という高得点を獲得しました。加藤さんは「もっとたくさんの人に来てほしい」と語り、ライバルの出現を心待ちにしています。
選手権は、午前10時から午後4時の間に、乗車券を提示することで1曲を歌うことができます。火曜日は定休日となっています。津軽鉄道は、最後まで多くの方々の参加を期待しており、地域の伝統的な演歌文化を広める機会として、積極的な出場を促しています。



