埼玉県人口が初めて減少、728万7169人に 国勢調査速報値
埼玉県人口が初減少、728万7169人 国勢調査

埼玉県の人口が初めて減少 国勢調査速報値で明らかに

埼玉県は20日、2025年の国勢調査の速報値を公表した。10月1日時点の県人口は728万7169人で、2020年の前回調査と比較して5万7596人(0.8%)減少した。1920年の調査開始以来、一貫して増加を続けてきた埼玉県の人口が、ついに減少に転じたことが確認された。

全国的な人口減少の流れに埼玉も

全国レベルでは、2015年の国勢調査で初めて人口減少が確認されていた。埼玉県はこれまで、少子高齢化による自然減を、他都道府県からの転入による社会増で補い、微増を維持してきた。しかし、今回の調査でその傾向に変化が生じた。県統計課の担当者は「埼玉県もついに減少局面に入った。人口減少と超少子高齢社会の到来という歴史的課題に直面していることが明らかになった」と述べ、事態を重く受け止めている。

男女別人口と世帯数の動向

性別に見ると、女性が368万11人、男性が360万7158人で、女性が男性を上回っている。世帯数は前回調査比3.9%増の328万5878世帯となり、1世帯当たりの人数は0.1人減の2.22人だった。単身世帯の増加や核家族化が進んでいることがうかがえる。

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市町村別の増減 アクセス良好な南部で増加

市町村別では、人口が増加したのは10市町、減少したのは53市町村だった。人口増加率の上位は、朝霞市(4.27%増)、蕨市(1.65%増)、さいたま市(1.59%増)で、東京都心へのアクセスが良好な県南部が目立った。特に朝霞市では、東武東上線朝霞駅が急行停車駅となったことや、市内の大学で新校舎が建設されるなど、人口増加の要因が複数重なった。

一方、人口減少率が大きかったのは、東秩父村(15.36%減)、小鹿野町(13.70%減)、長瀞町(10.37%減)で、秩父地域の自治体が軒並み減少率上位に並んだ。中山間地域での人口減少が顕著である。

推計人口でも減少確認

県がまとめる推計人口では、既に2022年時点で減少に転じていたが、より精度が高いとされる国勢調査でも人口減少が裏付けられる結果となった。今後の人口動態が注視される。

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