総務省が29日に発表した2025年10月の国勢調査結果(速報値)で、愛知県の総人口は744万9403人となり、前回2020年の調査から9万3012人減少した。1950年以来、増加が続いていた県の人口は減少に転じた。
県内全体の動向
愛知県の総人口は前回比1.2%減で、東京都、神奈川県、大阪府に次ぐ全国4位だった。人口が減少したのは44市町村。減少数は豊橋市の1万1889人減が最も多く、一宮市の1万1318人減、豊田市の1万100人減が続いた。減少率では豊根村の17.9%減が最大だった。
一方、県内で人口が増えたのは10市町で、増加数は名古屋市の1万3716人が最多。長久手市3223人、日進市3220人と続いた。増加率のトップは長久手市(5.4%)で、全国でも16位だった。交通利便性の高さに加え、子育て支援策の充実を背景に若い世代の流入が続いているとみられる。
名古屋市の状況
名古屋市では人口が234万5892人となり、過去最多を更新した。ただ、伸び率は0.6%で前回(1.6%)を下回った。市統計課によると、市内16区のうち8区で人口が増加。増加率は中区の15.6%(1万4514人増)がトップ。一方、減少も8区で、港区の前回比7.6%(1万960人)減が最大だった。市は「交通利便性が良い市中心部に人口が流入しているのではないか」としている。



