銀座ソニーパークでSHUN SUDO展「HANAMI」開催 平和の象徴ボタンフラワーが油彩で新境地
現代アーティストのSHUN SUDO(シュン・スドウ)氏による油彩画展「ART IN THE PARK: SHUN SUDO "HANAMI"」が、東京・中央区の銀座ソニーパークで3月20日から29日まで開催されている。入場は無料で、鮮やかな色彩で知られる同氏が、アクリル画から油彩へと新境地を開いた作品45点を披露している。
ボタンフラワーから油彩への転換
SHUN SUDO氏は2015年にニューヨークで初の個展を開催し、衣服のボタンと平和を象徴する花を融合させた独自のモチーフ「ボタンフラワー」で注目を集めてきた。これまでにドイツの自動車メーカーポルシェやフランスの高級靴ブランド「クリスチャン・ルブタン」とのコラボレーションも実現し、国際的に評価されてきたアーティストである。
今回の展示では、従来のポップで明快なアクリル画から油彩画への大きな転換が見られる。この変化は、2023年の欧州滞在がきっかけとなった。パリを拠点にピカソや印象派など多様な芸術に触れる中で、油彩による柔らかく境界線のない曲線が自然に生まれたという。
作家活動10年を記念する本展では、フランスのモン・サン・ミッシェル修道院やイタリアのコロッセオを描いた新作も登場。力強いラインが特徴だったボタンフラワーは、ここでは従来の趣を変え、より柔和で穏やかな表情をたたえている。
圧巻の大型作品「A MOMENTO, 2026」
展示のハイライトは、桜をモチーフにした大型作品「A MOMENTO, 2026」だ。抽象的に描かれた淡いピンクの花々が、観る者の心を静かに癒やす効果を持っている。展示ディレクターの村山圭氏は、これらの絵を花が開くような形で複合的に配置したパネルに飾り、色彩を生かす「自然空間」を創出した。
2025年1月に開業した銀座ソニーパークとアーティストによる初の本格的コラボレーションとして、ビルの外壁や地下道の円柱、街並み全体が作品で彩られる特別な展示となっている。SHUN SUDO氏は「緑が少ない都会で、どの場所からも絵画の多面的な魅力を楽しみ、公園でくつろぐように花々を眺めてほしい」と語っている。
その他の注目イベント情報
【NONLECTURE books/arts】(渋谷区、通年営業)
書籍とアート展示を楽しめる複合スペースが、渋谷のスペイン坂にある「渋谷ZERO GATE」に3月に開業した。代表の持田剛氏は洋書アートブックの選書・仕入れで知られ、代官山蔦屋書店の準備室や「BOOKMARC原宿」のディレクションを務めてきた経験を持つ。
店名はアメリカの詩人E・E・カミングスの著書「i: six nonlectures」から引用。書棚には海外のアートブックや希少なビンテージ本が並び、展示エリアではイラストレーターのジェリー鵜飼氏の展覧会「Zen Hiker」を4月5日まで開催中だ。
【旅する動物園2026】(中央区、~4月12日)
全国8カ所の動物園の個性豊かなオリジナルグッズ約450種類を一堂に集めたイベントが、銀座ロフトで開催されている。群馬サファリパークのライオンやシマウマが描かれたポーチ、アドベンチャーワールドのパンダの巾着、伊豆アニマルキングダムのホワイトタイガーを描いたミニタオルなど、通常は園内でしか手に入らない希少な品々が勢ぞろいしている。
プロダクトブランド「図図(ZUZU)」による、オリジナルのテキスタイルに愛らしい動物たちのモチーフを施したカラフルなバッグやポーチも注目だ。会期中は前期(~29日)と後期(30日~4月12日)で一部商品が入れ替わる。
【春のフードフェス】(新宿区、~31日)
旬の食材やフルーツを使用した食品を展開するイベントが、小田急百貨店新宿店の食料品売り場で開催されている。特に注目は韓国のベーカリーブランド「ジョンナンミミョンガ」の出店(~24日)で、サツマイモやジャガイモなどの形状を精巧に再現した「野菜そっくりパン」がSNSで話題を呼んでいる。
フルーツ専門店「新宿高野」からは、季節のイチゴを贅沢に使用した「Gateauxさくら」などの限定スイーツが登場。旬の食材を盛り込んだ弁当や和洋菓子も各ショップから販売されており、春の味覚を楽しむことができる。



