浜本奏さんが第50回木村伊兵衛賞受賞、特攻隊「伏龍」の記憶を辿る写真集で
浜本奏さんが木村伊兵衛賞、特攻隊「伏龍」の記憶辿る

第50回木村伊兵衛写真賞、浜本奏さんが受賞決定

第50回木村伊兵衛写真賞(朝日新聞社など主催)の受賞者が24日に発表され、浜本奏さん(25)が選ばれました。この栄誉ある賞は、令和7年に発表された写真集「―・・(チョー タン タン)」と同名の個展に対して贈られます。

特攻隊「伏龍」の記憶を辿る作品

浜本さんの作品は、第二次世界大戦末期に編成された人間機雷「伏龍」特攻隊に焦点を当てています。元隊員が残した貴重な体験記を手がかりに、彼らが実際に訓練を行った神奈川県横須賀市の海岸などを丹念に撮影しました。写真集の題名「―・・」は、隊員が海底に到着したことを仲間に伝えるために使用したモールス信号から取られており、戦争の記憶とその継承を象徴しています。

浜本奏さんの経歴と制作手法

浜本さんは平成12年に横浜市で生まれ、記憶をテーマにした独自のアプローチで知られています。その手法には、壊れたカメラを活用したり、古い窓ガラスなどにプリントするなど、物質的な痕跡を通じて過去を再構築する試みが特徴的です。令和7年には出版レーベル「真珠出版」を立ち上げ、今回の写真集が初の刊行作品となりました。

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受賞作品展の開催詳細

木村伊兵衛賞は、令和7年に作品を発表した新人写真家を対象としており、浜本さんの受賞はその才能と革新性を高く評価した結果です。受賞を記念した作品展は、4月24日から5月7日まで、ソニーイメージングギャラリー銀座(東京都中央区)で開催されます。この展示会では、写真集に収められた作品を中心に、浜本さんの芸術的視点をより深く鑑賞できる機会が提供される予定です。

浜本さんの作品は、戦争の記憶を現代に伝える重要なメディアとして、歴史的意義と芸術的価値の両方を兼ね備えています。この受賞は、若い世代による歴史への向き合い方に新たな光を当て、写真界に新鮮な風を吹き込むものと期待されています。

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