群馬・桐生で86歳コレクターが終活展 岡本太郎作品など250点販売
群馬県桐生市相生町に住む美術品コレクターの田村坦司さん(86)が、同市広沢町のカフェ「ジーシー・ミタ」で「終活メチャクチャコレクション展」を開催している。展示は28日までの木曜、金曜、土曜のみで、作品の販売も行っている。
40年かけて集めた250点のコレクション
田村さんは約40年前から出版業界に携わりながら、絵画などの美術品をこつこつと買い求めてきた。その数は約250点に及び、総額は1千万円を超えるという。これまで好きな作品に囲まれた悠々自適の生活を送ってきたが、自らを「終期高齢者」と称する年齢となり、終活を決意した。
展示作品は約40点を入れ替えながら公開されており、岡本太郎やヒロ・ヤマガタ、山口薫、オノサト・トシノブら著名作家の作品が並ぶ。特に注目されるのは、太田市を代表する洋画家・正田壌(1928~2016年)が伊勢崎市で開いた最後の個展で購入した作品だ。
購入時の半値程度で販売する作品も
田村さんは「終活の一環として、コレクションを次の世代に引き継いでほしい」と語る。展示作品の中には、購入時の価格の半値程度で販売するものも含まれており、美術愛好家にとって貴重な機会となっている。
会場では田村さん自身が滞在し、来場者との交流も図られている。展示時間は午前11時から午後6時まで(28日は午後5時まで)。問い合わせは田村さん(電話090-2338-4497)まで。
この展覧会は、高齢化が進む社会における「終活」の在り方を考えるきっかけにもなっており、地域の文化活動としても注目を集めている。田村さんの長年にわたるコレクションが一堂に会する貴重な機会として、多くの来場が期待されている。



