中日、魔の七回に暗転 吉田が痛恨の被弾で今季ワースト14敗目
中日、魔の七回に暗転 吉田が痛恨の被弾で14敗目

中日ドラゴンズは23日、バンテリンドームで行われた広島戦に3対4で逆転負けを喫した。序盤に奪ったリードを守れず、連敗を止めた前日の勢いを継続できなかった。負け越しは再び今季ワーストタイの14となり、浮上の糸口が見えない現状にチームは重い雰囲気に包まれた。

魔の七回、吉田が痛恨の一打

試合の転機は同点で迎えた七回だった。先発の大野雄大が六回までに3失点と粘りの投球を見せたが、七回からマウンドに上がった2番手の吉田が崩れた。1死から小園に右前打を許し、続く4番の坂倉に対し、2球目に投じた直球が外角いっぱいを狙ったもののやや内側へ。これを捉えられ、右中間を破る勝ち越し適時二塁打とされた。

吉田は「球界を代表する打者。甘くなったら見逃してくれない」と振り返り、「大胆に行きすぎた」と反省の言葉を並べた。この日は24歳の誕生日だったが、「よりレベルアップしなければいけないと思う一日になった」と唇をかみしめた。

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打線は序盤に集中、以降沈黙

打線は一回に細川の右犠飛と石伊の左前打で2点を先制。二回には鵜飼のソロ本塁打で追加点を挙げたが、その後は広島先発の森下の前に抑え込まれた。森下はこの勝利で3勝目を挙げ、2年前から続いていた対中日の連敗を9でストップさせた。

井上監督、ミスを悔やむ

井上一樹監督は試合後、守備のミスが失点につながったと指摘。「三回に二塁の山本から一塁へのグラブトスが間に合わず内野安打になり、九回には石伊が二塁へ悪送球。ミスがあることが、結果的に失点につながっているのは間違いない」と語った。

また、先発の大野については「ちょっと重たいかなという感じはした。操れているはずのものが、操れていない感じが出た」と評した。序盤の勢いを生かせず、相手にじわじわと追いつかれた展開を悔やんだ。

吉田への信頼は揺るがず

山井投手コーチは吉田について「こんなことで怖いと言ったらだめ」とたしなめつつ、「冷静さを持ちつつ、まだまだ怖いもの知らずでいけばいい。信頼は揺らがない」と背中を押した。吉田自身も「大胆に行くことも大事だけど、怖さを知らない自分がいた」と教訓を得た様子だ。

チームは次戦で交流戦前の最後の試合を迎える。井上監督は「当分セ・リーグとは当たらないので、いい形で締めたい」と巻き返しを誓った。

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