福島競馬場の特徴と魅力
日本中央競馬会(JRA)が運営する東北で唯一の競馬場である福島競馬場は、市街地に立地する珍しい競馬場の一つです。直線292メートルの芝コースは、1周1600メートルとJRAの競馬場の中で最も小規模ですが、その小ささゆえの魅力があります。観客の観戦エリアとコースが近く、目の前を駆け抜ける競走馬の迫力を間近で味わえるのは、福島ならではの光景です。
福島競馬場は、JR福島駅からバスで約10分の国道4号沿いに位置し、春・夏・秋の計20日間レースが行われ、東北や関東などから多くの競馬ファンが訪れます。開催日には競走馬の足音が響き、全国から訪れたファンの歓声が県都に活気をもたらしています。
歴史と地域との関わり
福島競馬場が開場したのは1918年(大正7年)。福島の政財界が中心となって誘致を主導し、地域が支え、共に歩んできました。現在のスタンドは1997年に地上6階、地下1階となり、2階にはレース前の競走馬が周回するパドックが設けられました。パドックは開放的な吹き抜け構造で、スタンドの2階から間近で見ることができ、5階からも見渡せます。ファンがパドックをのぞき込む姿は、福島競馬場らしい光景の一つです。
震災とコロナを乗り越えて
2011年の東日本大震災で被災し、再開は1年後となりました。その後も2度の福島県沖地震で大きな被害を受けましたが、その都度復興を遂げてきました。新型コロナウイルス禍では無観客開催を余儀なくされ、再開後も入場制限などで観客数が落ち込んだ時期もありましたが、昨年の年間入場者数は21万8626人に上り、競馬ファンでにぎわう本来の姿を取り戻しました。
夏の福島競馬が開幕
夏の福島競馬は6月27日に開幕します。競馬場に蹄音と歓声が響き渡る中、多くのファンが訪れることが期待されています。



