熱海富士関が母校飛龍高校を訪問 恩師が新小結昇進へ期待
静岡県出身の力士として、浜松市出身の元関脇・天竜以来となる新三役に昇進した熱海富士関が、母校の飛龍高校(沼津市)を訪れ、相撲部の後輩たちと交流した。今年の初場所千秋楽後、優勝争いを演じた熱海富士関がふらりと母校を訪ねてきた姿に、恩師の栗原大介監督は目を細めた。
「義理堅く、人間的成長を感じた」栗原監督が称賛
栗原監督は熱海富士関の三役昇進について、「想像できなかったことだが、本当に喜ばしい」と語った。さらに、「パブリックビューイングを実施してくれた学校へのお礼として訪れてくれた。彼の義理堅さと人間的な成長を強く感じた」と、教え子の成長に感慨深げな表情を見せた。
熱海富士関は2023年9月の秋場所で優勝決定戦に進出し、当時の大関・貴景勝に敗れた経験を持つ。その後、三役昇進が目前と期待されながらも上位力士の壁にぶつかり、苦しい土俵が続いていた。
「幕内で取っていること自体がすごい」恩師の励まし
栗原監督は悩める教え子に対して、「幕内で取っていること自体がすごいことだ。三役昇進の壁というのは贅沢な話で、自信を持っていい。やっていることは間違っていない。肩を落とさず、堂々とやれ」と諭したという。
先輩の活躍は、飛龍高校相撲部員たちの大きな励みとなっている。栗原監督は熱海富士関の相撲について、「初場所では立ち合いから圧力をかけて相手を起こす形が印象的だった。まだもっと上の番付がある。高みを目指してもらえれば」と期待を込めて語った。
新小結への期待と地域の誇り
熱海富士関の活躍は、静岡県全体の誇りともなっている。地元出身の力士が三役に昇進したことは、地域の相撲愛好家やファンにとって大きな喜びだ。母校訪問の際には、後輩の相撲部員たちと記念写真に収まるなど、和やかな雰囲気の中で交流が行われた。
栗原監督は最後に、「彼にはまだまだ伸びしろがある。新小結として、さらなる活躍を期待している」と語り、教え子の未来にエールを送った。熱海富士関の今後の相撲人生に、多くの注目が集まっている。



