栃木県産材100%使用のセブン-イレブン木造店舗が宇都宮に開業
コンビニ店舗の木造化を進める実証第1号店として、栃木県宇都宮市にセブン-イレブン宇都宮新町1丁目店が12日、オープンしました。この店舗は構造などに県産木材を100%使用しており、環境負荷低減や地域資源循環の取り組みを進める試金石となる注目のプロジェクトです。
県産木材を活用した環境配慮型店舗の詳細
同店はセブン-イレブン・ジャパン(東京)が建設し、地元でフランチャイズ運営する店舗で、県産のスギやヒノキなどを合計30立方メートル使用しました。土台には61本のくいを6メートル打ち込んで補強し、小規模店舗の木質化を推進する県の補助金を活用しています。主流の軽量鉄骨構造に比べて建設コストはかさむものの、18~20トン分の二酸化炭素(CO2)削減効果があるとされています。
同社によると、積雪の多い北海道や環境対応の実験店舗で木造にした例はあるものの、約200平方メートルの標準店舗では今回が初めての試みです。品質、つくりやすさ、費用、環境面のバランスを検証し、今後の拡大につなげる意向が示されています。
関係者のコメントと今後の展望
オープン前の11日に開かれた式典で、セブン-イレブン・ジャパンの阿久津知洋社長は「将来の解体まで見すえて環境負荷をできるだけ低減できるように工法にも工夫しました。利便性との両立を追求しながら、より良い社会の実現に向けて取り組みたい」と述べ、持続可能な開発へのコミットメントを強調しました。
出席した福田富一知事は「戦後植林した人工林の多くが本格的な利用期を迎えています。今回のノウハウが他店舗でも活用され、非住宅建築への普及効果も期待したい」とあいさつし、地域経済と環境保全の両立への期待を表明しました。
この取り組みは、コンビニ業界における環境対策の新たなモデルとして、全国的な展開が期待されています。栃木県産材の活用を通じて、地域資源の循環とCO2削減を同時に実現する画期的な事例となりそうです。



