シュミット涙、名古屋グランパス大一番で守備崩壊再び大敗 西の首位逃す
シュミット涙、名古屋大敗で西の首位逃す

名古屋グランパスは23日、ホームで広島と対戦し、2試合連続の大量失点で敗れ、西の1位を逃した。前半33分に先制を許すも、前半追加タイムに山岸の得点で追いついたが、その2分後に失点。後半開始直後にもゴールを奪われ、11分に決定的な4点目を許した。

シュミットの涙と責任感

試合終了の笛が鳴ると、普段は感情を表に出さないGKシュミットがピッチにうずくまり、仲間に支えられて起き上がると目には涙が光った。「本気で優勝したかった。守れなかった自分の責任」と語り、自身のパフォーマンスを悔やんだ。

守備の脆さが露呈

勝負どころでの連続失点が響いた。前半追加タイムに同点に追いついた直後、ペナルティーエリア内で細かくパスをつながれ、シュートを許した。後半開始早々にも同様の形から失点。シュミットは「失点が安い。簡単にシュートまでいかれている。自分にも非がある」と低い声で振り返った。

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今季から導入した攻撃的スタイルは構造上、守備のリスクを伴う。前線に人数をかける分、パスカットされると中盤が手薄になりカウンターを浴びる。シュミットは「そういうスタイル以上、最後は個の力で守らないとだめ」と自らを責めたが、攻め込まれる回数の多さが守備陣の対応を後手に回らせた。前節のC大阪に続き、広島にも弱点を突かれ、パスミスを連発して押し込まれた。この2戦、広範囲をカバーできる稲垣を負傷で欠いたのも痛手だった。

リーグ優勝とACL出場の可能性消滅も、来季へ希望

リーグ優勝とアジア・チャンピオンズリーグ出場の可能性は消えたが、J1残留争いをした昨季と比較すれば躍進と言える。ペトロビッチ監督は「就任して半年弱で首位争いができた。私の哲学を理解し、チームは前進している」と選手を称賛。残りはプレーオフラウンド2試合。良い形で締めくくり、来季への希望を示したいところだ。

山岸、10得点もチーム敗戦に悔しさ

山岸は2試合ぶりの得点で意地を見せた。0-1の前半追加タイムに左クロスを滑り込みながら右足で合わせ、自身10点目。得点ランキングで西のトップを維持したが、チームの大敗に「10得点は最低限。優勝できなかったので、うれしいかと言われれば、そんなに」と冷静に語った。

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