国際オリンピック委員会(IOC)は7日、2028年ロサンゼルス・オリンピックで実施される都市型競技の予選シリーズ「五輪予選シリーズ(OQS)」の開催都市として、東京を含む4都市が決定したと発表した。
OQSの概要と開催スケジュール
OQSは、複数の競技を一堂に集めて行われる予選イベントで、2026年5月4日から7日まで東京で最初に開催される。その後、中国・上海(5月11~14日)、カナダ・モントリオール(6月1~4日)、米フロリダ州オーランド(6月8~11日)と続く。
実施競技は、スケートボード、バスケットボール3人制、自転車BMXフリースタイル、スポーツクライミング、ビーチバレーボール、フラッグフットボールの6種目。各地域でどの競技が行われるかは後日発表される予定だ。
IOC会長の見解
IOCのトーマス・バッハ会長は、「OQSは選手たちに競技の露出を増やす絶好の機会であり、都市型競技の魅力を世界中に発信できる」と述べ、本シリーズの意義を強調した。また、五輪競技の再編や時期変更の可能性についても言及し、今後の検討課題としている。
OQSは、2024年パリ五輪で初めて導入され、今回が2回目の開催となる。前回はブダペストと上海で行われ、成功を収めた。今回の東京開催は、2020年東京五輪のレガシーを活かす狙いもあるとみられる。
背景と今後の展望
IOCは、若年層の関心を引き付けるため、都市型競技の五輪採用を積極的に進めている。スケートボードやスポーツクライミングは、2020年東京五輪で初採用され、大きな人気を博した。今回のOQSでは、新たにフラッグフットボールが追加され、競技の多様性がさらに広がった。
関係者によると、東京開催の会場は臨海部の都市型スポーツ施設が候補に上がっており、詳細は今後調整される。チケット販売や観客動員の計画も、後日発表される見通しだ。
OQSは、五輪出場権をかけた重要な予選シリーズであり、各競技のトップ選手が集結する。日本からは、スケートボード女子でパリ五輪金メダルの吉沢恋や、同銀メダルの赤間凛音らが出場を予定しており、注目を集めている。
IOCは、OQSを通じて五輪の価値を広めると同時に、競技人口の拡大や国際的な競技力向上を目指す。今後の各都市での開催が、五輪ムードをさらに盛り上げることが期待される。



