プロ野球中日ドラゴンズが、ファーム(2軍)拠点の移転先として地方自治体を対象とした公募を27日に開始した。中日新聞社と球団は同日、公募条件の概要を公表した。1次提案の締め切りは7月17日で、来年5月ごろに優先交渉権者を決定する見通しだ。
公募条件の詳細
公募条件によると、移転先の立地条件として、バンテリンドームナゴヤ(名古屋市東区)から車で原則1時間以内で移動可能であり、来場者が公共交通機関を利用して無理なく訪れることができる場所が求められる。また、原則として一団の土地で、利用可能面積は7万~8万平方メートル程度。公式戦を開催できるメイン球場のほか、練習用のサブ球場、屋内練習場、選手寮、クラブハウス、駐車場などを適切に配置できることが条件となる。
土地については自治体の所有地が「望ましい」としながらも、提案時点での所有地に限定しないとしている。さらに、20~30年以上継続して利用可能であることや、2030年代前半に移転が完了できることも明記された。
その他の条件として、中長期的に安定した運営を実現するため、自治体から効果的な支援や協力が得られることや、地域の住民、ファン、団体、企業などとの良好な関係構築、スポーツを通じた社会貢献への取り組みも求められている。
移転の背景
今回の移転は、現拠点であるナゴヤ球場(名古屋市中川区)の老朽化や施設拡張のための用地不足が主な理由。この方針は昨年11月に公表されていた。
中日ドラゴンズの2軍拠点を巡っては、複数の自治体が誘致に意欲を示しており、今後の動向が注目される。



