ラグビー・リーグワン王者が7連敗の泥沼、リーチは「圧倒された」と苦渋
2026年3月28日、ラグビー・リーグワン第13節が行われ、2連覇中の王者BL東京が東京ベイに51対7で大敗した。この敗戦により、BL東京はトップリーグ時代を含めてワースト記録となる7連敗を喫し、泥沼状態から抜け出せない状況が続いている。
接点の弱さが顕著、リーチが「圧倒された」と分析
試合では、BL東京が特に接点で苦しんだ。主将のFWリーチマイケルは「圧倒された」と率直な感想を述べ、攻撃時に密集で押し込まれテンポが遅れた点を指摘した。流れが悪い中でパスを回しても相手の防御は乱れず、悪循環に陥ったという。FB松永拓朗も「細かいところを見直さないと」と語り、ボールを持つ選手の姿勢が高く相手に簡単に止められたことや、密集に寄る2、3番手のスピードの遅さが課題だと強調した。
BL東京は前身の東芝時代から接点の強さを武器とし、「接点無双」をテーマに掲げてきた。しかし、FW原田衛とワーナー・ディアンズが退団するなど、昨季までと比べて個の力だけで圧倒するのは難しくなっている。松永は「チームのために働くことを取り戻さないと」と述べ、チームワークの重要性を訴えた。
東京ベイが大勝で雪辱、プレーオフ進出を決める
一方、東京ベイは昨季のプレーオフ決勝でBL東京に敗れた雪辱を果たし、圧倒的な勝利で勢いに乗った。試合では、体重127キロのFWオペティ・ヘルが約40メートルの独走トライを決めるなど、力強いプレーが光った。ヘルは「自分にまだこれだけのスピードがあるのか」と笑顔で振り返り、チームの勢いを後押しした。
この勝利により、東京ベイは神戸、埼玉とともにプレーオフ進出を決めた。神戸は静岡に41対20で勝利し、埼玉は東京SGとの接戦を36対34で制している。リーグ戦は残り5試合となり、BL東京は現在プレーオフ圏内の6位に位置しており、3連覇の可能性は残されているが、立て直しが急務だ。
細部の見直しが鍵、原点回帰を目指す
BL東京の選手たちは試合終了間際に連続でトライを許し、うなだれる姿が見られた。松永は「細かいところを見直さないと」と繰り返し、個々の意識の差が体のぶつけ合いの劣勢につながったと分析した。チームは細部を詰め、原点に立ち戻ることが立て直しの鍵になるとしている。
リーグワンでは、非戦のためのラグビーを哲学とする元監督の影響も残る中、BL東京は苦境を乗り越えられるかが注目される。残りの試合でチームワークと接点の強化を図り、王者の意地を見せるかが問われている。



