ラグビー・リーグワンで埼玉が劇的な逆転勝利を収める
2026年3月14日、東京・秩父宮ラグビー場などで行われたNTTリーグワン1部第11節第1日において、埼玉が東京ベイに32-30で競り勝ち、シーズン10勝目を挙げた。この試合は、終了間際の劇的な逆転劇で幕を閉じ、観客を沸かせた。
終了間際の逆転劇で勝利を掴む
今季9勝1敗同士で迎えた上位対決は、スクラムやモールで優勢だった東京ベイが5点リードを保つ展開となった。しかし、「ラスト1プレー」を告げるホーンが響いてから2分後、埼玉は15人一丸となってボールをつなぎ、FB野口の同点トライを成功させた。直後にSO山沢拓が決勝のゴールを決め、32-30での逆転勝利を収めた。
既にベンチに退いていたフッカー坂手主将は、試合後のコメントで「敵陣22メートル内のアタックを練習で徹底してきた中で、すごく良いものがあの瞬間に見えた」と述べ、30フェイズを超えてボールをつないだチームメイトを激賞した。
両軍の健闘と埼玉の一貫性
金沢ヘッドコーチは、この試合を「ボールがよく動くタフなゲーム」と表現し、両軍の健闘を認めた。さらに、「埼玉の選手たちが一貫性を示したことが最後の逆転勝利につながった」と振り返り、チームの結束力の高さを強調した。
決勝のゴールを含め、6本のプレースキック中5本を成功させた山沢拓は、「最後は体も疲れ、ただ蹴るだけだった。チームの流れがあったからこそ、ああいう結果につながった」と語り、勝利の背景にはチーム全体の連携があったことを明かした。
4季ぶりの王座奪回へ手応え
この勝利により、埼玉は4季ぶりの王座奪回に向けて手応えを増す一戦となった。一方、神戸は相模原に61-10で大勝し、初戦黒星から10連勝を達成するなど、リーグ戦は熱い戦いが続いている。
試合は東京ベイの攻撃を埼玉が粘り強く防ぐ場面も多く、SO山沢拓をはじめとする選手たちの奮闘が光った。今後も上位争いが激化することが予想される中、埼玉の勢いが注目を集めている。



