ミラノ・コルティナパラリンピック 川除大輝が準決勝敗退、ゴール直前で逆転され「判断誤った」
パラリンピック 川除大輝が準決勝敗退、ゴール直前で逆転

ミラノ・コルティナパラリンピックで川除大輝が痛恨の準決勝敗退、ゴール直前で逆転される

【コルティナダンペッツォ(イタリア)=読売取材団】第14回冬季パラリンピックのミラノ・コルティナ大会は第5日の10日、距離スキーのスプリント・クラシカル(立位)で、男子の川除大輝(日立ソリューションズ)が準決勝で敗退した。金メダルを狙った最初のレースでの痛恨の結果に、川除は自責の念を強く感じている。

得意の上り坂で優位に立つも、最後の直線で逆転

スプリントは約1キロの距離で速さを競う種目だ。川除は予選を全体3位で通過し、各組6人による準決勝に進出。得意の上り坂で優位に立ち、狙い通りに1位で進んだが、最後の直線に入ったところで後続が次々と追いかけてきた。川除は横を見て状況に初めて気付き、慌ててスパートをかけたが遅かった。

ストックで押す推進力を使えない川除は平地が苦手なため、結局、4位まで順位を落とし、3位と0・5秒差で計6人による決勝進出を逃した。この結果について、川除は「判断の一つ一つを誤った」と悔しさをにじませた。

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「考え甘かった」と自責、余力を残そうとした思いも

川除は敗因を振り返り、「4番手の選手が見えなかったので安心してしまった。100メートルもなかったのでいけると思った」と説明。さらに、決勝に向けて余力を残そうという思いもあったと明かし、「決勝にいけるという甘い考えと、力をためたいという気持ちがあった」と語った。自分を責める言葉が止まらなかった様子が伝えられる。

一方、同日のアルペンスキーでは、女子複合(座位)で村岡桃佳(トヨタ自動車)が5位、同(立位)で本堂杏実(コーセー)が9位となった。距離スキーでは、男子の新田佳浩(日立ソリューションズ)と女子の阿部友里香(同)も準決勝で敗退しており、日本勢にとっては厳しい一日となった。

得意種目での巻き返しを誓う、明日のレースに期待

川除は2種目目となる11日の10キロクラシカルに向けて、意気込みを語った。「悔しさを明日にぶつけたい。そして応援してくれる方にメダルを見せたい」。昨季の世界選手権で優勝を飾っている得意種目だけに、巻き返しを狙う姿勢を示している。

ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックは今後も続き、日本選手団の活躍に注目が集まる。川除のリベンジへの思いが、次のレースでどのように発揮されるかが期待される。

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