ミラノ・コルティナ冬季パラリンピック開幕、大日方邦子団長が平和への信念を語る
冬季パラリンピック開幕、大日方団長が平和の礎を強調

ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックが開幕、世界遺産で初の式典

障害者スポーツの祭典である第14回冬季パラリンピックが、イタリアのミラノ・コルティナで6日(日本時間7日)に開幕しました。この大会は、2月に開催されたミラノ・コルティナオリンピックに続く分散開催として実施され、イタリア北部の三つの会場群で15日まで続きます。

歴史的な開会式が世界遺産で開催

開会式は、世界遺産に登録されているベローナの円形闘技場で行われました。パラリンピックの開会式が世界遺産で行われるのは初めてのことです。式典開催を機に、歴史都市ベローナでは段差を減らす工事などに2000万ユーロ(約37億円)が投じられ、かつて古代の剣闘士が命を削り合った会場は、共生社会の進展を示す「人間賛歌」の舞台へと変貌を遂げました。

パラリンピックの理念が広がる中での課題

国際パラリンピック委員会によると、今回の大会には新たに5か国が冬季大会に加わり、パラリンピックの理念に賛同する動きが確実に広がっています。しかし、大会期間中の休戦は実現せず、ロシアとベラルーシの参加に抗議してウクライナなどが開会式をボイコットし、中東情勢の緊迫化によりイラン選手が不参加となるなど、国際的な緊張が影を落としました。

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大日方邦子団長が平和への信念を語る

アルペンスキー女子パラリンピック金メダリストで、日本選手団の大日方邦子団長は、この状況について次のように述べています。「スポーツが平和な社会を築くための小さな礎になると信じ、やるべきことをやっていくのが私たちの役割です」。彼女の言葉は、困難な状況の中でも大会の存在意義を強調するものであり、選手たちのパフォーマンスに精いっぱいの拍手を送るよう呼びかけています。

日本選手団の成長と歴史的背景

1976年にスウェーデンで開催された第1回冬季パラリンピックでは、日本の深沢定実さんがただ一人、個人で自費参加しました。それから半世紀を経て、今回の日本選手団は選手44人が出場するまでに成長し、障害者スポーツの普及と発展を象徴しています。この歴史的な歩みは、パラリンピックが単なる競技大会を超え、社会全体の意識変革を促す役割を果たしていることを示しています。

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