ミラノ・コルティナ冬季五輪が華やかに閉幕、円形闘技場でオペラ風演出
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックは、最終日の2月22日に全競技が終了し、閉会式が行われました。閉会式は、イタリア北部ベローナにある円形闘技場で開催され、「ロミオとジュリエット」の舞台として知られる歴史的な場所で、「躍動する美」をテーマにしたオペラ風の演出で華やかに始まりました。
日本選手団の活躍と旗手の役割
日本代表の旗手は、フィギュアスケート女子で銀メダルを獲得した坂本花織選手と、スピードスケート男子の森重航選手が務め、二人で日の丸を手に笑顔で行進しました。また、フィギュアスケートのペアで金メダルを獲得した三浦璃来選手と木原龍一選手(通称「りくりゅう」)も、閉会式に参加し、木原選手からリフトされるシーンも見られました。
三浦璃来選手は大会を振り返り、「とても幸せだった。積み上げてきた自分たちを信じ、最後まで諦めずに滑り切ることができた」と語り、その達成感を強調しました。この発言は、日本選手団の不屈の精神を象徴するものとして注目を集めています。
閉会式のハイライトと次回大会への引き継ぎ
閉会式では、各国・地域の旗手が入場し、カザフスタンからはフィギュアスケート男子で同国初の金メダルを獲得したミハイル・シャイドロフ選手が国旗を掲げるなど、メダリストの姿も多く見られました。式典のクライマックスでは、国際オリンピック委員会(IOC)のコベントリー会長を介して、五輪旗が次回開催国のフランス側に引き継がれるセレモニーが行われました。
コベントリー会長は、「聖火は消えても私たちの中に残る。分断の深まる世界で、勇気と優しさこそが大切ということを思い出させてくれた。五輪の精神が世代を超えて世界中に届いたらいい」と述べ、大会の意義を強調しました。その後、ミラノとコルティナダンペッツォに設置された二つの聖火台の灯が消され、大会はフィナーレを迎えました。
聖火消灯と次回大会への期待
コルティナダンペッツォでは、カーリングやそり競技などの会場とともに聖火台が置かれた街中心部の「ディボーナ広場」で、集まった人々がスマホで閉会式の中継映像を見守り、写真を撮るなどしながら最後の聖火を惜しむ様子が見られました。次回の2030年冬季五輪はフランスのアルプス地方で開催され、今回と同じ広域開催となる予定ですが、スピードスケートが国外で行われる可能性や、ノルディックスキー複合などが外れる可能性も指摘されています。
この閉会式は、イタリアの文化的な魅力を存分に発揮し、世界中の選手や観客に感動を与えるものとなりました。日本選手団の活躍とともに、五輪の精神が次世代へと引き継がれる瞬間を鮮明に映し出したのです。



