長谷川帝勝、スロープスタイルで銀メダルを獲得!日本勢初の快挙
ミラノ・コルティナオリンピックは18日、スノーボード・スロープスタイルの男子決勝が行われ、長谷川帝勝(TOKIOインカラミ)が1回目に82.13点をマークし、見事な銀メダルに輝いた。この種目では男女通じて日本勢初のメダル獲得となり、歴史的な瞬間を刻んだ。中国の蘇翊鳴が82.41点で優勝し、長谷川は僅差で金メダルを逃したものの、そのパフォーマンスは高く評価された。
ビッグエアの借りを返す銀メダル
表彰台を逃したビッグエアの悔しさを胸に、長谷川はスロープスタイルで借りを返す形となった。試合後、「悔しい」と語りながらも、その表情はすがすがしく、達成感に満ちていた。1回目の演技では、ジブと呼ばれる障害物をそつなくこなし、高難度の4回転半や後方宙返りをしながらの3回転半を繰り出し、安定した滑りで高得点を獲得した。
「練習の鬼」と呼ばれるストイックな姿勢
愛知県岩倉市出身の20歳、長谷川帝勝は、2023年世界選手権のビッグエアを17歳で初制覇し、2025年世界選手権でも2位に入るなど、日本のエースとして期待を集めてきた。その強さの秘訣は、入念な準備と練習への情熱にある。試合でも練習でも、宿を出る4時間前からウォーミングアップを始めるのがルーチンで、公式練習後も一般コースを何度も往復して雪質や滑りの感覚を確かめる。
代表チーム内では「練習の鬼」と呼ばれ、その姿は海外選手にも知られており、名前をもじって「クレイジー・タイガー」と親しまれている。長谷川は「今日の英雄、明日の凡人」という野球漫画のセリフを胸に刻み、勝利を重ねてもストイックな姿勢を崩さない。世界選手権を制してからは、験担ぎに頼ることもやめ、実力主義を貫いている。
名前の由来と今後の展望
「帝勝」という名前には、「帝王に勝って帝王になる」との願いが込められている。今大会では、日本勢の金メダル第1号を狙うと宣言したビッグエアで11位に終わったが、「恥をかいて自分がでっかくなる。敗北が次につながる」と意気込み、スロープスタイルで見事なメダルをつかんだ。長谷川の今後の活躍に、さらなる期待が寄せられている。



