ミラノ・コルティナ五輪カーリングで日本代表、敵ストーン誤投げかける緊張の一幕
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのカーリング女子競技で、12日(日本時間13日)に日本代表チーム「フォルティウス」が、対戦相手デンマークのストーンを誤って投げかけるハプニングが発生しました。投げる直前に気付き、事なきを得ましたが、氷上のチェスとも称される緻密なスポーツならではの緊張感あふれる場面となりました。実際に誤投してしまった場合、ルール上はどのような対応が取られるのでしょうか。
第1エンドで起きたあわやの事態
このハプニングはデンマーク戦の第1エンドで起こりました。日本チームは黄色のストーンを使用していましたが、スキップを務める吉村紗也香選手が、足元にあった相手チームの赤色のストーンを手に取りました。チームメートと活発に作戦会議を交わした後、腰を下ろしてストーンを放つ姿勢に入った直後、「待って、これ赤だ」と気付き、急いで黄色のストーンに替えました。五輪という大舞台における重圧を感じさせる一瞬でした。
誤投時のルールは「置き換え」で対応
X(旧ツイッター)では、「責任からくるであろう硬さが見える」「大舞台で気持ち持っていかれるよね」といった指摘や労りの声に加え、「これって実際に投げちゃったらどうなるの」という疑問も多く寄せられました。誤って相手チームのストーンを投げてしまった場合、最新の国際ルールに基づく日本カーリング協会の競技規則では、「プレーヤーが相手チームのストーンを投球した場合は、そのストーンが静止するまで待ち、自分のチームのストーンをその場所に置く」と定められています。つまり、誤投しても、ストーンが止まった場所で自チームのストーンに置き換えることが可能です。
試合結果と選手の前向きな姿勢
日本代表はこのデンマーク戦で延長戦まで粘りましたが、7対10で力尽き、敗戦しました。同日に行われた初戦のスウェーデン戦に続く連敗となり、厳しいスタートを切りました。1次リーグは10チームが総当たりで対戦し、上位4チームが準決勝に進みます。選手たちは気持ちを切り替え、次の試合に臨む姿勢を示しています。小野寺佳歩選手は「私たちはここから強いと思っている。気持ちをリセットして新たな気持ちで臨みたい」と語り、14日のスイス戦へ前を向いています。緊張をはねのけ、正確性を増したプレーが期待されます。
このハプニングは、カーリングのルールの詳細や、五輪という舞台での心理的プレッシャーを浮き彫りにしました。日本代表の今後の活躍に注目が集まります。



