ミラノ・コルティナ五輪 スキージャンプ混合団体で日本が銅メダル、ゲート駆け引きの熱戦制す
ミラノ五輪 スキージャンプ混合団体で日本が銅メダル獲得

ミラノ・コルティナ五輪 スキージャンプ混合団体で日本が銅メダルを獲得、ゲート駆け引きの熱戦を制す

2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック第6日の2月10日、スキージャンプ混合団体(HS107メートル、K点98メートル)がイタリア・プレダッツォで行われ、日本チームが銅メダルを獲得しました。丸山希(北野建設)、小林陵侑(チームROY)、高梨沙羅(クラレ)、二階堂蓮(日本ビール)の4選手で臨んだ日本は、合計1034.0点を記録し、僅差で4位ドイツを抑えて3位に輝きました。

僅差のメダル争いとゲートファクターを巡る駆け引き

日本とドイツの得点差はわずか1.2点で、距離に換算すると約60センチという接戦でした。競技では、スタートゲートを変更し、助走の長さに応じて得点が調整されるゲートファクターを巡る駆け引きが展開され、各国が戦略を駆使しました。1回目を終えて日本は2位につけましたが、5位オーストリアまで約20点差と拮抗した状況で、2回目のアンカー勝負がメダル行方を左右しました。

オーストリアが加点を狙ってゲートを1段下げると、4位のドイツも追随し、男子個人ノーマルヒル金メダリストのフィリップ・ライムントが102メートル50をマークして猛追を見せました。一方、1回目3位のノルウェーはゲートを下げずに暫定首位に立ち、後に飛ぶ日本にプレッシャーをかけました。

二階堂蓮選手の奮闘と作山コーチの決断

日本の作山コーチは風の状態が良好と判断し、逆転を狙ってゲートを1段下げる勝負に出ました。二階堂蓮選手は、前を飛ぶ選手たちのゲートが変動する状況に「どっちで飛べばいいか気持ちがかき乱された」と語りましたが、結果的に101メートルを飛躍し、加点には失敗したものの、ドイツの追撃を振り切りました。作山コーチは「蓮がしっかりしたジャンプをしてくれて良かった」と感謝の言葉を述べました。

丸山希、小林陵侑、高梨沙羅の3選手が安定した飛躍を2回そろえたこともメダル獲得の要因でしたが、勝負所で好飛躍を見せた二階堂選手の功績は大きく、「銅になったのは僕がミスしたから」と語る姿も頼もしいものでした。日本チームはこの熱戦を制し、晴れやかな笑顔で銅メダルを手にしました。