福島県立博物館で新種恐竜ザヴァケファレの骨格レプリカ監修、7月大恐竜展で公開へ
新種恐竜ザヴァケファレ骨格レプリカ監修、7月福島で大恐竜展 (06.03.2026)

福島県立博物館で新種恐竜ザヴァケファレの骨格レプリカ監修作業が進行中

福島県立博物館(会津若松市)で、7月11日から9月23日まで開催される「大恐竜展 新発見の堅頭竜類ザヴァケファレ」の準備が本格化しています。同博物館の吉田純輝学芸員は6日、埼玉県の工場を訪問し、展示予定の骨格レプリカの監修作業を行いました。

精巧な骨格レプリカの制作過程

制作を担当するゴビサポートジャパン(群馬県)の担当者とともに、吉田学芸員は一つ一つの骨の位置や角度を細かく調整しました。この骨格レプリカは、「頭突き恐竜」として知られる堅頭竜・パキケファロサウルス類の新属新種の化石「ザヴァケファレ・リンポチェ」を再現したものです。

実物化石では不足している部位を、近縁種の恐竜を参考に補ったデータを基に制作されています。具体的な工程は以下の通りです。

  • 金物制作を行う瑞光工房(埼玉県)が鉄骨を軸として制作
  • 3Dプリンターで作成した骨パーツを鉄骨につなげていく
  • 目線やしぐさが自然に見えるよう、細部までこだわった設計

ザヴァケファレの特徴である丸く盛り上がったドーム状の頭部は、骨格レプリカでも忠実に再現され、観察できるようになっています。

監修作業の詳細と学芸員の思い

監修作業では、特に首から頭にかけての骨の高さや配置について、微調整が繰り返されました。吉田学芸員は作業を振り返り、「頭の中で浮かんでいた姿が形になって感動した。多くの方に見てもらえる喜びを感じている」と語りました。

骨格レプリカの完成は4月中を目指しており、大恐竜展の開催に向けて準備が急ピッチで進められています。

大恐竜展の見どころと開催概要

この展覧会は、福島県立博物館開館40周年を記念した特別展で、福島民友新聞社、福島中央テレビ、県立博物館で構成される実行委員会が主催します。展示内容は以下の通りです。

  1. ザヴァケファレの実物化石の公開
  2. 生体復元模型の展示
  3. 恐竜の喉の化石の初公開
  4. その持ち主であるピナコサウルスの全身骨格化石の世界初公開

前売り券は4月中旬から発売予定で、恐竜ファンや家族連れにとって待ち遠しいイベントとなりそうです。福島県立博物館は、地域の文化拠点として、貴重な古生物資料を広く紹介する役割を果たしています。